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changeさん のコメント

「日本的社会構造の発見」として説かれ,女性だから書けたとも言っている。

結論的には、タテ関係を認めつつ、少し柔軟性を持たせたシステムにしていけば望ましい社会集団になりえるといっている。

集団に参加した時期が問題であり、先輩後輩という呼び名がついて回る。英国では、先輩後輩などという呼び名はない。

資格(属性=職業)がインド、英国では重視されるが、日本では、資格より、場(属する組織=会社)が重視される。

社会が上昇期にあるとき、安定期にあるときは、タテの組織は、効率性が高く素晴らしい機能を発揮する。

逆に、組織にリスク(危機)が起きたとき、優秀な人材がトップとは限らず,混乱を引き起こす。

明治維新や戦後の復興期に、若くて立派なリーダーが活躍したといっているのが印象的だ。
No.1
66ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
中根千枝氏( 1926 年生まれ)は社会人類学者。中根千枝著『タテ社会の人間関係』(講談社、 1967 年より。 ・日本人が外に向かって(他人に対して)自分を位置づける場合、好んでするのは、資格よりも場を優先することである。記者とか、エンジニアであるということよりも、A社、S社の者ということである。(中略)「会社」は個人が一定の契約関係を結んでいる客体としての認識でなく、私の、また我々の会社であると認識されている。 ・日本社会に根強く潜在する特殊な集団認識の在り方は「イエ」(家)の概念に代表される。 ・「家」よりも大きい集団としては、中世的な「一族郎党」の集団がある。 ・「資格」の異なる者に同一構成員としての認識、その妥当性をもたせる方法としては、外部に対して、「われわれ」というグループ意識の協調で、それは外にある同様なグループに対する対抗意識である。「同じグループ成員」という
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。