フレデイ タンさん のコメント
このコメントは以下の記事についています
エドウィン・ライシャワーは一九一〇年生まれ。ハーバード大学教授。一九六一年に駐日アメリカ大使。
・当時の日本で、国主義的かつ権威主義的な反動の裏には、数世紀に形成された日本人の特質があった。ナショナリズムは常にくすぶり続け、煽りたてずとも燃え上がったし、武家政治の下にあった日本人は、軍国主義者の主導権主張を唯々とうけいれた。
・幾世紀もの間の権威政治におとなしく服していたせいで、日本人は、再び権威主義を押し付けられてもほとんど無関心であった。
・事実、彼らの多くは、せっかく手に入れた知的・政治的自由にぎこちなさを感じて、むしろもう一度天下り権威のもとで感情的な安住を得たい、とさえ考えていたのであった。封建時代から引き続き残っていた、このような根強い性質が影響したのでなければ、一九三〇年代のあの反動は起こり得べくもなかったろう。
・日本が選んだのは、かつて西洋のいくつかの
1920年代の日本の民主主義的議会政治の政府が大きな統制力を行使し得たのは、マスメデイアが働きがあったからだと言う、このような日本に対するライシャワーの結論は上記で示すように今も生き生きと棲息しているのだ。ライシャワーが今生きていたら、トランプ達が今やっていることが、1920年代に日本政府がやっていることと全く同じであることに気付き卒倒するだろう。
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