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りゃんさん のコメント

特定の人物を指すわけではありませんが、米国のサヨクというのは総じて、左からのグローバリストであり、しかもその盟主という立場ですね。しょせんおまえもアメリカンであることは、変わらんことよのう、と声をかけたくなります。

他国をどうこう言う前に、自国をどうにかしたらどうでしょうと。たとえば慰安婦問題なんか、日本にいろいろ言うわりには、自国の兵士が「戦後の日本や韓国だけでも」いかにひどいことをしていたか、ちっとは自己批判したらどうか。しかしかれらは、軍人の地位が非常に高い本国では、そんなことは言う勇気はなく、アメリカンを珍重する東アジアの田舎に向けて言うしかないのです。

それでも米国には率直にものをいう良き伝統があるので、ダワーは
「非軍事化及び民主化」について、「独善的で、全く空想的な、あらゆる意味で傲慢な理想主義」とゴマカシなく言います。それを日本の「下請けサヨク」が、さぞ素晴らしいことのように、日本語の美辞麗句に翻訳するわけですね。

ロシア自身が、「北方領土は戦争の結果ロシア領になった」と言ってるのに、「なぜ北方領土が日本領ではないかについての(ロシアにとってはまったく無用な)理論を構築する」なんてのもそのたぐいかと。

最近では、ダワーも指摘している「天皇制民主主義」。これを熱心に唱えているのは、「下請けサヨク」ですね。明仁天皇は素晴らしい、明仁天皇こそ民主主義で平和主義だ、明仁天皇は反安倍だ・・・・。日本共産党も、最近はこっちの感じじゃないのかな。よく知らないけど。ダワーは腹を抱えて笑ってるかもね。

ただしごく少数のホンモノのサヨクは5月1日もあいかわらず天皇制廃絶のデモをやっていた。主張はわたしとはちがいますが、ヒトとしては、わたしはこちらのヒトビトのほうがずっとまともだとおもいます。
No.7
66ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
ジョン ダワーは、米国の歴史学者。マサチューセッツ工科大教授。米国における日本占領研究の第一人者。『敗北を抱きしめて』は、終戦直後の日本にスポットを当てる。この作品はピュリツァー賞、更に全米図書賞を受賞した。如何に高い評価を得たかが判る。。 ・勝者達は、言葉、文化面で、敗者の社会に入れず、既存の統治機構を通して「間接的」に統治する他に選択の余地がなかった。マッカーサー元帥による「政府の上の政府」は命令の実行を日本の官僚機構に依存。そのため二重の官僚機構。 ・(占領軍の)アメリカ人が去った後には日本の官僚組織が存続したが、それは戦争中よりも強力にさえなっていた。 ・占領について「米国人達は“非軍事化及び民主化”という、樹木の根と枝の関係に似た改革プログラムを日本に押しつけた。それは独善的で、全く空想的な、あらゆる意味で傲慢な理想主義の、めったにない実例というべきものであった。
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。