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りゃんさん のコメント

今回の孫崎さんの議論に即して反論するなら、国会議員は憲法を解釈して法律を作る人であり、ときには憲法改正の発議をする人でもあります。様々な意見をもっている国民の縮図として選ばれ、全体として多数決でもって行動します。そういうなかで、99条違反として特定の意見や立場を強制するのは、主権者である国民が国会議員を通じて行動するという現行憲法の「国民主権原理」に反するでしょう。そのことは仮にナチスが政権をとって反ナチスの議員を99条違反だと言い出したことを考えれば明らかなのではないでしょうか。99条は少なくとも国会議員に関しては、倫理的・訓示的規定だと考えるべきであり、憲法学の通説もそう考えているはずです。

最後に、朝日新聞デジタルに丸山氏の発言の録音があがっていましたが、それを聞く限りでは、丸山氏は、挑発的な言い方はしていますが、「戦争しろ」とまでは言っていない。このあたりを押さえておくことも、個人的には必要だとおもいます。戦争について考えようとしただけで議員辞職など、それこそダワーが大笑いするでしょう。
No.7
60ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
1:丸山議員のツイッターを見てみよう。 14日「過去、可決は鈴木宗男氏など逮捕や起訴案件で3件あるが、発言等に関する提出など1例もなく、まさに言論府が自らの首を絞める行為に等しい。野党側の感情論で議案が出され、普段は冷静な与党まで含めて審議へ進むなら、まさにこのままではこの国の言論の自由が危ぶまれる話でもある。」 15日「憲政史上例を見ない、言論府が自らの首を絞める辞職勧告決議案かと」。 2:丸山議員は大変な誤解をしている。国会議員には何の道義的制約を受けていないと思っている。 第九十九条は、「天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ」としている。  そして、第二章は「戦争の放棄」という項目をもうけ、〔戦争の放棄と戦力及び交戦権の否認〕 第九条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。