• このエントリーをはてなブックマークに追加

フレデイ タンさん のコメント

モンスーン地帯北東部、熱帯の猿の棲息北限、又、熱帯の稲の栽培北限、の日本、年間通じ湿度が高い。実に湿っぽい。そういう風土に育ち慣れ、白米のごはん、お魚の煮つけ、みそ汁を好む日本人にはアルプスの自然に抱かれた牧歌的生活はロマン溢れる憧れであることは確か。セガンテイニの力強いタッチの油絵を観ているとその感情は益々強まっていくから不思議。私は少年時代アルプスの牧童に生まれたら良かったのにと思ったことが幾度もある。美空ひばりの「山の牧場」はそういうあこがれに応ずるものだった。

私は仕事の関係でバルセロナに行ったことがある。顧客の社長さんが、カタル―ニアのどこか希望の所に案内したいが、どこが良いかと尋ねしに私は迷うことなく農家を見たいと言った。社長氏は早速ピレネー山脈麓の農家に連れて行ってくれた。そこで唯一つ想定外があった。それは牧畜農家の強烈な臭いだった。その臭いは水田べったりのモンスーンの人間には簡単に慣れるものではないのだ。

セガンテイーニの絵は絵だから臭いを出さない。当たり前のことだけど、私にはその分だけ美しさが増すから不思議なのです。
No.2
65ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
Segantini に関しては、「 Giovanni A collection of 97 paintings (HD) 」( https://www.youtube.com/watch?v=PsQTGIO9Rh4 )、 Giovanni Segantini ( https://www.youtube.com/watch?v=6OVmjqu-Kdw )で見ることが出来る。  セガンティニはアルプスの風景などを題材とした絵画を残し、 アルプスの画家として知られている。 原色を使用しているので、アルプスの明るい空気を表現しているとみられている。   セガンティニ が評価されているのは、アルプスの自然を描いているのでなく、人生を描いていることが評価される。  例えば、 Ave Maria trasbordo を見ていただきたい。  遠景にかすかに、教会が見える。絵にあらわされてはいないが、教会の鐘の音に合
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。