Segantiniに関しては、「Giovanni A collection of 97 paintings (HD)」(https://www.youtube.com/watch?v=PsQTGIO9Rh4)、Giovanni Segantini(https://www.youtube.com/watch?v=6OVmjqu-Kdw)で見ることが出来る。
セガンティニはアルプスの風景などを題材とした絵画を残し、アルプスの画家として知られている。原色を使用しているので、アルプスの明るい空気を表現しているとみられている。
セガンティニが評価されているのは、アルプスの自然を描いているのでなく、人生を描いていることが評価される。
例えば、Ave Maria trasbordoを見ていただきたい。
遠景にかすかに、教会が見える。絵にあらわされてはいないが、教会の鐘の音に合
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youtubeでは、主に音楽を楽しんでいるが,絵画を楽しむこともできるということを初めて知らせていただいた。感謝です。
ノラの絵画の時間という初心者向けの解説があり、絵画が大きく異なり同じ人が描いたのかという疑念が解消される。ミレーと同時代に独特の写実主義の明暗法で農民生活を描いたり、雄大なアルプスを題材とする独自の点描画スタイルの色彩分割技法で新印象派風の明るい細かいタッチで描いたりしているといっている。象徴主義的傾向は,生(母性と生成)、自然(存在】、死(消滅)をテーマとしているとも言っており、確かに人生をテーマにしている画家といえるのでしょう。絵画に人生の中に宗教的祈りを追い求め、注目を浴びて当然の画家ともいえるのでしょう。
モンスーン地帯北東部、熱帯の猿の棲息北限、又、熱帯の稲の栽培北限、の日本、年間通じ湿度が高い。実に湿っぽい。そういう風土に育ち慣れ、白米のごはん、お魚の煮つけ、みそ汁を好む日本人にはアルプスの自然に抱かれた牧歌的生活はロマン溢れる憧れであることは確か。セガンテイニの力強いタッチの油絵を観ているとその感情は益々強まっていくから不思議。私は少年時代アルプスの牧童に生まれたら良かったのにと思ったことが幾度もある。美空ひばりの「山の牧場」はそういうあこがれに応ずるものだった。
私は仕事の関係でバルセロナに行ったことがある。顧客の社長さんが、カタル―ニアのどこか希望の所に案内したいが、どこが良いかと尋ねしに私は迷うことなく農家を見たいと言った。社長氏は早速ピレネー山脈麓の農家に連れて行ってくれた。そこで唯一つ想定外があった。それは牧畜農家の強烈な臭いだった。その臭いは水田べったりのモンスーンの人間には簡単に慣れるものではないのだ。
セガンテイーニの絵は絵だから臭いを出さない。当たり前のことだけど、私にはその分だけ美しさが増すから不思議なのです。