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なしさん のコメント

この問題について多くの人が勘違いをしている。
なにも「中国」は一国家二制度を国際社会に約束
することによって国際社会の許しを得て香港返還が゛
実現したのではない。

租借期限が切れた以上、いかなる意味でも香港は
中国のものである。
もっとも中国は南京条約は不平等条約であるとして
イギリスの香港に対する権利を認めておらず、いつでも
中国の任意の時に香港を奪回する権利を留保する、としていた。
にもかかわらず賢明なことに期限切れまで待った。

一国二制度は返還と同時にそれを不安に思った外国資本が
香港から逃げ出さないようにと中国からの国際社への呼びかけに過ぎない。
したがって中国は好きな時に50年の期限を縮めても延ばしても良い。
それは中国の主権であるから。
もちろんそれなら香港から資本を引き上げるということがあっても良い。

ただし、外国が中国内の立法に口を挟むのは内政干渉だし、それをする
香港の人々に物理的な支援をすることも同様。

中国は国際社会との約束を守れというのはどうかしている。
今回中国がしようとしているのは犯罪容疑者の引き渡しの
立法である。

ごく当たり前であり、ないことのほうが不思議な立法である。
中国はそれを奇貨として政治犯の引き渡しも要求するだろうとのこと。
たぶんするだろう。

世界中の国々で犯罪者引き渡し協定が結ばれている。
政治犯を含まないものがあったら教えて欲しい。
No.4
66ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
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孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。