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PL紳士さん のコメント

 金融審議会メンバーたちは、何という腰抜けぞろいか!

 自分たちが計12回もかけて議論を重ねた結果の報告書が、「金融庁は大バカ者」(安倍首相)の一言の下、官邸の一存で受け取ってもらえない。これほどの屈辱はない筈なのに。何故、誰も声を挙げようとしないのか!

 現に、ついこの3日までは「高齢化が進む今の世の流れの中で、タイムリーだ」(委員の一人 日本製鉄宮本副社長)などと高く評価していた、自分たちの報告書が、こんなひどい扱いを受けているというのに!

 官僚たちによる忖度ばかりが横行する現代。とはいえ内閣人事局によっていわば生殺与奪の権限を握られている省庁の役人たちにしてみれば、ある程度はやむを得ない面もあろう。しかし、今回の審議会ワーキンググループのメンバーの構成をみると、全員、大学教授、エコノミスト、金融関係者、弁護士。

 今回の政府の処置に異を唱えたところで、精々、次回からお声がかからなくなる程度。別に勤め先を首になったり左遷されたりする恐れは皆無の筈なのに、何をそんなに恐れているというのか? 

 何故21人揃って断固抗議しようとしないのか、何という腰抜け揃いであることか! あまりに情けない。

 これでは審議会のシステム自体がまったく形骸化し、血税を使って政府の政策に無条件のお墨付きを与えるだけの、単なるお飾り機関になってしまう。一刻も早く廃止すべし!
No.4
67ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
1:   政府は特定政策を遂行するために様々な委員会を設置する。  一般の国民は、専門家の意見を参考に政府は問題点を検討すると思っているが、違う。審議会の役目はあらかじめ決められていた政策を遂行する道具として審議会を使う。従って審議会メンバーの最終報告が、政府側、各省庁の都合のいい結論が出るように構成する。 2:今回の金融庁の報告書は 金融審議会の作業部会 の報告書「高齢社会における資産形成・管理」である。  ここでは、将来、 高齢者の生活が苦しくなるので、今の内に金融資産を持ちましょうという呼びかけ なので、「将来、高齢者の生活が苦しくなる」ということを打ち出すのは、金融庁の意向に沿うものであった。  報告書の構成を見てみたい。 1.現状整理(高齢社会を取り巻く環境変化) 3 (1)人口動態等 .......................................
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。