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りゃんさん のコメント

今回の記事は、孫崎さんの元大使としての職業的見識が披露されており、参考になるところ大でした。そして、孫崎さんにこう論評されると、そういうものなのかなあという気にもなりますが、それでもど素人として次のような感想をもっています。

1、孫崎さんの例示した諸国はいずれも西側諸国と敵対的であった諸国であり、互いに厳しいことを公開の場で言いあうのが標準であっただろうとおもいます。また実際に(イランやイラクは知りませんが)ソ連とは、互いに外交官を追放しあうようなこともしょっちゅうあったとどこかで読んだ記憶があります。こうした諸国と西側諸国との関係をそのまま米英関係に類推するのは無理があるのではないでしょうか。

2、米側、英側と二分して考えると、メール漏洩の責めは英側にあり、米側としてはオモテに出た以上は言い返すことに道理があります。英側としては今回のことに必要以上に低姿勢になることはありませんが、責めが自らにある以上は、じっと耐えるのもやはり道理かと感じます。ここで英側がじっと耐えているからといっても、「英国がもはや、正しい主義主張で行動する国でないことを世界中に示した。単にトランプに隷属する国であることを示した。」と受け取るひとびとばかりではないだろうとおもいます。

3、仮に今回英国が米国にたいして強い態度に出たとしたら、わたしだけの感想かもしれませんが、かえって、「英国の凋落」をしみじみと感じたとおもいます。というのは、道理のない開き直りは、プライドだけは高い小国にみられる態度だからです。現在の韓国を横にみているから、よけいにそう感じるのかもしれませんが。
No.13
64ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
1;英国大使は下記を本国に報告していた。 「今後、より正常な状態に近づいたり、機能不全や予見不可能性、外交下手、無能さが改善されたりするとは考えられない」。(英語:「“ We don’t really believe this Administration is going to become substantially more normal; less dysfunctional; less unpredictable; less faction driven; less diplomatically clumsy and inept,” 」 2:上記報告がほぼ事実であることは、多くの人々が認めている。  その報告が英国新聞にリークされた。 3:これに対してトランプ大統領は英国大使をツイートで批判した。 ・ The wacky Ambassador that the U.K. foisted
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。