changeさん のコメント
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日本は1945年8月15日ポツダム宣言の受諾をもって戦争を終えた。
真の意味の戦争の終結は同年9月2日の降伏文書への署名である。
降伏文書では、「我々はここに、ポツダム宣言の条項を誠実に履行すること並びに同宣言
を実施するため、連合国最高司令官またはその他特定の連合国代表者が要求すべき全ての
命令を発し、かつ、かかる全ての措置を取ることを天皇、日本国政府及びその後継者のため
に約束する」旨述べているので、ポツダム宣言と降伏文書は一体である。
私達はポツダム宣言で何を受諾したのか。そして戦後に関わる問題で如何なる約束があ
ったのか。
「八 カイロ宣言ノ條項ハ履行セラルベク又 日本國ノ主權ハ 本州、北海道、九州及四國 竝ニ 吾等ノ決定スル諸小島ニ局限セラルベシ 」
「十二 前記諸目的ガ達成セラレ且 日本國國民ノ自由ニ表明セル意思ニ從ヒ平和的傾向ヲ有シ且責任アル政府ガ樹立セラルルニ於テハ聯合國ノ 占領
問題は6条であり、複数の「連合国」と日本の間で締結された協定に基づく外国軍隊の日本の領域における駐屯・駐留は、「妨げるものでない」と定め、この条項に基づきサンフランシスコ条約と同時に日米間で結ばれたのが、「日米安保」で、1960年に改定された。
私どものよく知っている1960年の日米安保闘争を思い出す。日米安保を結んだのは、吉田茂であり、改定闘争時の首相は、岸信介である。日本が独立国になっても、米国に対する従属が義務付けられたともいえる。
孫崎さんのいうように、この従属的しがらみを誰が外せるというのか。だれでも「従属的しがらみ」を当然のこととしてとらえていないでしょう。国民が、平和で物質的豊かさを享受している中で、「米国の支配体制を否定する「」ことをいうのは誰でもできるが、」「行動に移せる人」を探すのに苦労する。
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