• このエントリーをはてなブックマークに追加

フレデイ タンさん のコメント

現象面だけを丹念に追って行けば、ライシャワーさんの記述も「そうですよね」と相槌をうちたくなるのですが、よく思考をいたせば、そんな簡単なことだろうかと思いたくなります。もっと深い裏に英米の資本主義の底知れぬ強欲の工面工作があって日本の歴史が造られたと考えるのです。

明治維新は、孫崎先生がご指摘されるように香港の事務所を構えていたジャーデンマテソンあたりに代表されるロンドンシテイの大財閥の意向、つまり、中国の半植民地化を更に徹底すべく日本のサムライを使いたい意向、にそって日本の強兵が進んだ。その甲斐あって、実力も付き、日清、日露戦争を激しくやった。その戦時国債はシテイのロスチャイルドが一手に引き受けているのです。

その後の日中戦争前後にかけてはウオール街のモーガン財閥が日本のスポンサーになっている。逆に言えば、当時の日本支配層はモーガン財閥に頭が上がらなった。

私は日本の近代化は英米の財閥のプランに従った結果だと言いきっても間違い無いと思っています。

続く

No.1
63ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
なぜ日本は軍国主義化したか 〈当時の日本で、国家主義的かつ権威主義的な反動の裏には、数世紀に形成された日本人の 特質があった。ナショナリズムは常にくすぶり続け、煽りたてずとも燃え上がったし、武家 政治の下にあった日本人は、軍国主義者の主導権主張を唯々とうけいれた。〉 〈幾世紀もの間の権威政治におとなしく服していたせいで、日本人は、再び権威主義を押し つけけられてもほとんど無関心であった。〉 出典:エドウィン・ライシャワー著『日本《過去と現在》』(時論社、一九四八年) ■解説  前出のエドウィン・ ライシャワーは一九一〇年生まれ。ハーバード大学教授。一九六一年に駐日アメリカ大使。著書『日本《過去と現在》』(時論社、一九四八年)から関連箇所を引用する。 〈事実、彼らの多くは、せっかく手に入れた知的・政治的自由にぎこちなさを感じて、むし ろもう一度天下り権威のもとで感情的な安住を得たい、とさえ考
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。