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changeさん のコメント

外人、特に米国人の日本人論は、勝者の論理に基づくものであり、間違いではないが、戦後の教育を受けてきた日本人から見ると、どこかしっくりしない。

戦争では、本来守りに重点を置き、相手との戦いに対抗できる戦力があるかどうかが、第一に考えられなければならない。

当時、連戦連勝で拡大主義を第一義に考えていた軍部は発言権が強く、経済制裁は何としても突破しなければならないという使命感が、相手の戦力を見誤ったのでしょう。真珠湾を攻撃しても米国のほんの一部に過ぎない。防御の体制を一切無視した無謀な戦いに突入した主因である。

最近実感し始めているが、日本は憲法のお陰で自衛に重点を置き、防御に秀でた戦略を蓄えてきたと思えるようになった。潜水艦技術も攻撃を主体とするのでなく、防御を主体にしており、レーダー技術は他を寄せ付けない技術を保有している。すべての兵器が防御を主体とするから、中には迎撃ができるとかできないとかいうが、迎撃システムを導入すれば日本の技術で、世界の水準をさらに高めた迎撃ミサイルに高めていくことができるのです。端的に言えば、米国の技術に隠れているが、さらに高度な兵器に高めてしまう。今まで憲法の壁で、我々の想像を超えた自衛力がかなり高められているのではないか。逆に、米国に隠れ世界的技術をさらに高める技術を蔵する日本の軍事力が、現在どの程度か知らないが、さらに高められれば、自衛と憲法を隠れ蓑にして、世界有数の軍事国家になっていくのではないか。
No.3
64ヶ月前
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なぜ日本は軍国主義化したか 〈当時の日本で、国家主義的かつ権威主義的な反動の裏には、数世紀に形成された日本人の 特質があった。ナショナリズムは常にくすぶり続け、煽りたてずとも燃え上がったし、武家 政治の下にあった日本人は、軍国主義者の主導権主張を唯々とうけいれた。〉 〈幾世紀もの間の権威政治におとなしく服していたせいで、日本人は、再び権威主義を押し つけけられてもほとんど無関心であった。〉 出典:エドウィン・ライシャワー著『日本《過去と現在》』(時論社、一九四八年) ■解説  前出のエドウィン・ ライシャワーは一九一〇年生まれ。ハーバード大学教授。一九六一年に駐日アメリカ大使。著書『日本《過去と現在》』(時論社、一九四八年)から関連箇所を引用する。 〈事実、彼らの多くは、せっかく手に入れた知的・政治的自由にぎこちなさを感じて、むし ろもう一度天下り権威のもとで感情的な安住を得たい、とさえ考
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。