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フレデイ タンさん のコメント

クリントン大統領の激しい中国寄り政策に日本の権力は何も抵抗出来なかったのを今私は想い起こしている。台湾の経済評論家のリーチャード・クーがクリントンの円高市場操作は日本に悪い円高効果をもたらす。日本は徹底して米国に抗議すべきだと声高にテレビに向かって叫んでいた。この時期に日本の産業が中国へ怒涛の如く移動し始めた。

今、手許にある本は矢吹晋氏の「中国の夢」だ。著者は電脳社会主義の可能性が確たるものだと報告している。中国はデジタル情報分野、原子力発電分野、電気自動車分野で世界のトップを走り続けると予想している。「堕落と奔放」(私は個人的には大好きなアイテムです)をコア商品として売り出すのに余念が無い「ウオール街資本主義」は、私は、この本を熟読して、衰微の道を歩み出すだろうとの確信的予想を得るに至っている。

「米国が衰微する」との前提で作戦を立てることは日本の官僚には不可能。選択肢として考えることも出来ない。核兵器を所有して中国を脅す石原慎太郎の考えが浮かぶだけだ。それは間違いない。この列島はそういう自分勝手な時代精神を抱いて酩酊状態にあるのではないでしょうか。
No.1
64ヶ月前
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日本の官僚には未知領域の地図は描けない。 〈(一九九〇年代)どの本も、日本は二〇一〇年前後には、世界のトップの経済大国たる米国の地位を脅かすことになるだろう、と書いていた。〉 〈私は何を見逃していたのか。答えは簡単だ。日本の官僚は、イノベーションという未知領域の地図を描く術は知らなかった。〉 出典:マッキンゼー・アンド・カンパニー編『日本の未来について話そう』(小学館、二〇一一年中のデービッド・サンガー著『失われた二〇年からの脱出』)   ■解説 デビット・サンガーは一九六〇年生まれのニューヨーク・タイムズ社記者。サンガーは米国人記者にとって最大の栄誉であるピュリッツァー賞を二度受賞した優秀な記者で、一九九二から九四年にかけて、支局長として東京に滞在した。一九九五年には日米自動車交渉における「CIAの盗聴」をスクープしている。 彼は、前掲論評で日本が何故競争力を失ったかを分析している。東京支
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。