フレデイ タンさん のコメント
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A -1 : 事実関係1
ドイツ、気候変動対策に約6兆 4200 億円 − メルケル連立政権が合意 2019/09
(ブルームバーグ): ドイツのメルケル連立政権は 20 日、約 540 億ユーロ(約6兆 4200 億円)規模の気候変動対策で合意した。輸送セクターに対して二酸化炭素の排出量に応じて課金するほか、環境に配慮した技術にインセンティブを与える。
環境対策を従来の軌道に戻し、国内で高まる圧力を緩和するとともに、来週にニューヨークで開かれる国連総会で成果として発表する狙いがある。
メルケル氏は「多くのインセンティブを設けた。環境面で一段と責任を持てるやり方で行動できるようになる」と述べ、「目標を達成できると確信している」と言明した。
ドイツは今回の環境対策に伴う債務の増大は見込んでいない。電気自動車の奨励や新式の暖房・調理システム設置といったインセンティブの費用は、二酸化炭素の排出権収入で賄われる見
ナチス時代の工業技術の赫赫たる発展・成果は現在の工業技術の基礎となっている。ヒットラーは工業だけではなかった。自然環境の維持育成にも格段の力を注いだ。
私事で恐縮だが、ドイツに製品の輸出を担当したことがある。ある日、突然、ドイツ当局から令が出され、梱包材として発砲スチロル等の使用禁止に遭った。腐食してミミズの餌になれない物質の使用禁止だったのだ。さすが、ドイツ人というのが当時の私の受け止めだった。
ドイツは過去周辺諸国への侵略で問題を起こしたが、反面、カールマルクス、カント、ヘーゲル、ニーチェ、ハイデッガーを生んだ。侵略を反省し、理性の伝統を引き継ぎ、地球の危機をもたらす大問題に取り組むドイツ人はとても素敵だ。中国も気候変動に取り組む。
安倍政権は発足後、6年も経つ。やったのは、加計籠池のスキャンダル。ナチスと比較してみすぼらしい。気候変動は現に日本を襲っている。山岳国家の日本は毎年山津波で破壊されている。台風の烈風の度合いも今後異常に増して行こう。
そういう天災に弱い日本にこそドイツ、中国と連帯して、気候変動に取り組む政治のパラダイム変更が不可欠だと思う。
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