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フレデイ タンさん のコメント

ウルトラ右翼で泡沫政党だったナチスがあっという間に政権をとったのが1933年だ。発足後、5年間の経済政策の成果は見事だった。もし、ナチスが1938年に解党して政治を他の有能な理性に委ねたら、ヒットラーは偉大な政治家として歴史に残っていたに違いない。

ナチス時代の工業技術の赫赫たる発展・成果は現在の工業技術の基礎となっている。ヒットラーは工業だけではなかった。自然環境の維持育成にも格段の力を注いだ。

私事で恐縮だが、ドイツに製品の輸出を担当したことがある。ある日、突然、ドイツ当局から令が出され、梱包材として発砲スチロル等の使用禁止に遭った。腐食してミミズの餌になれない物質の使用禁止だったのだ。さすが、ドイツ人というのが当時の私の受け止めだった。

ドイツは過去周辺諸国への侵略で問題を起こしたが、反面、カールマルクス、カント、ヘーゲル、ニーチェ、ハイデッガーを生んだ。侵略を反省し、理性の伝統を引き継ぎ、地球の危機をもたらす大問題に取り組むドイツ人はとても素敵だ。中国も気候変動に取り組む。

安倍政権は発足後、6年も経つ。やったのは、加計籠池のスキャンダル。ナチスと比較してみすぼらしい。気候変動は現に日本を襲っている。山岳国家の日本は毎年山津波で破壊されている。台風の烈風の度合いも今後異常に増して行こう。

そういう天災に弱い日本にこそドイツ、中国と連帯して、気候変動に取り組む政治のパラダイム変更が不可欠だと思う。
No.2
55ヶ月前
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A -1 : 事実関係1 ドイツ、気候変動対策に約6兆 4200 億円 − メルケル連立政権が合意 2019/09 (ブルームバーグ): ドイツのメルケル連立政権は 20 日、約 540 億ユーロ(約6兆 4200 億円)規模の気候変動対策で合意した。輸送セクターに対して二酸化炭素の排出量に応じて課金するほか、環境に配慮した技術にインセンティブを与える。   環境対策を従来の軌道に戻し、国内で高まる圧力を緩和するとともに、来週にニューヨークで開かれる国連総会で成果として発表する狙いがある。   メルケル氏は「多くのインセンティブを設けた。環境面で一段と責任を持てるやり方で行動できるようになる」と述べ、「目標を達成できると確信している」と言明した。   ドイツは今回の環境対策に伴う債務の増大は見込んでいない。電気自動車の奨励や新式の暖房・調理システム設置といったインセンティブの費用は、二酸化炭素の排出権収入で賄われる見
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。