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りゃんさん のコメント

国際人権規約が各国の対応を個別具体的問題で直接に規定したのではないことは、孫崎さん自身が、「国際人権規約の精神を受け入れ」と書いていることでもあきらかですね。解決すべきだが解決する制度として他にないので「精神を受け入れ」てそのもとに個別具体的な制度をつくり解決したというわけです。

注意すべきは、ほかの個別具体的な制度ですでに解決しているならなにもこういう抽象的規定を持ち出すまでもないということで、「解決の方法が悪かったから解決していないのだ」というのは、言いがかりあるいは不当な蒸し返しですね。

徴用工の補償についてはすでに日韓請求権協定で解決しているのであり、解決していないようにみえるならそれは日本政府ではなく韓国政府が徴用工にカネを払っていないからです。

なお、付随して注意すべき点として、日本政府の側は交渉過程で個人への直接補償を提案していたということです。それを拒否したのは韓国政府であり、この文脈からいえば、侵害をおこなった公的資格で行動する者とは、韓国政府です。朝鮮人はピンハネをよくやります。ベトナムに派遣した軍隊に米国から出たカネも当時の政権がピンハネしたし、北朝鮮はいまも各国に労働者を派遣していますが、その給料を国がピンハネしています。こうしたことも合わせて問題にすべきでしょう。

法律論争は素人にはたしかに無理ですが、こういう問題の結論は、個々人の常識的感覚からあまり乖離しません。論じる個々人がいかに健全な常識をもっているかが問われるということです。

大きな目で見れば、韓国側がネコババしたカネを個人に払っていないだけでなく、「おかわり」をずうずうしくも日本に要求しているということです。
No.8
62ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
1:1965年日本と韓国で締結された「財産及び請求権に関する問題の解決並びに経済協力に関する日本国と大韓民国との間の協定の第二条には「両締約国は、両締約国及びその国民(法人を含む。)の財産、権利及び利益並びに両締約国及びその国民の間の請求権に関する問題が、千九百五十一年九月八日にサン・フランシスコ市で署名された日本国との平和条約第四条 (a) に規定されたものを含めて、 完全かつ最終的に解決され た こととなることを確認する」とある。  したがって、安倍首相は、個人を含め請求権は。「完全かつ最終的に解決された」から、「韓国国民が韓国お裁判所に訴え、損害賠償を日本企業から得るような判決を下したのは条約違反だから、国際約束を守れ」と主張している。  そしてこの説明は異本国民に支持され、「韓国けしからん」になっている。 2:だが、 「日韓請求権並びに経済協力協定 」 の締結の後、国際社会には新たな動きが出た。
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。