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りゃんさん のコメント

そもそもこの問題を国際人権規約で蒸し返していいのかという問題もあるが、それをここでは置くとしても、

日韓請求権協定では、請求権が失われたとかなくなったという表現はない。「完全かつ最終的に解決されたこととなることを確認する」「いかなる主張もすることができない」と言っているだけである。この取り決めにもとづいて日本側が韓国に供与した資金のなかに徴用工補償のぶんも含ませていたことは、条約についての日韓交渉の記録のなかで明らかである。それが徴用工にわたっていないとしたら、韓国という国と韓国民がそのぶんをネコババしたということだ。

そうすると、「権利又は自由を侵害された者が、公的資格で行動する者によりその侵害が行われた場合にも、効果的な救済措置を受ける」という人権規約の取り決めのなかの、「侵害を行った公的資格で行動する者」とは、韓国政府であり、救済措置をおこなうべきは、韓国政府である。

韓国政府のネコババを国際人権規約で正当化し、日本につけまわすなど、まさに国際人権規約を本末転倒に解釈するものであろう。
No.9
62ヶ月前
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孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。