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フレデイ タンさん のコメント

中国の国体を論ずる時、「文学の自由が保障されてないから、駄目だ」という命題が日本のミリタリスト達によって叫ばれる。私みたいなアナキストにとっても、否定しがたい命題だ。そして、そのミリタリスト達は「中国を武力で開放して文学の自由を与えねば、と言わんばかりの主張を行う。長いこと日本工作に余念なく携わって来たCIAが随喜の涙を流すほどの主張だ。

私は「それは違う」と言いたい。物事には順序があるのだ。まず、知るべきは、CIA、その背後にネオコンというカルト、そしてその背後にウオール街の強欲な陰謀があるという事実だ。そういう構造がある限り、中国の文化統制は存続せねばならない。だって、ちょっと歴史を紐解けば分かることだ。中国は、二度と辛亥革命以降50年続いたカオス、換言すれば、今の中東みたいな泥沼、に嵌り込むことは避けなければならない。香港の中国の主流から外れた与太者同様の若者や台湾の金権主義者たちの星条旗に惚れ込んだ連中に大義は無いことを日本人は認識すべきだ。この日本のアナキストが言うのだから、間違いない。

米国の邪悪な構造が解体され、再び、復活すること無い歯止めが出来上がれば、文学の自由は中國に戻って来よう。僕の好きな村上春樹が読まれているのだから間違いなく戻って来る。
No.4
62ヶ月前
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『思想 2019 11』「危機の文学」を特集、 冒頭、池澤夏樹著「文学の危機なのか、 その抜粋   『思想 2019 11』「危機の文学」を特集 ・ 文学書が売れなくなった。書店がどんどん減っていく。電車の中で誰もがスマホかタブレ ットを見ていて、たまに本らしいものを開いていても実用書の類ばかり。しかし これは日本 の文芸出版の衰退の姿ではあっても文学の危機ではない だろう。 ・日本では江戸時代に入って書物が大衆化された。 ・世界に目を転ずれば、商業出版だけが文学を支えているわけではない。 ・究極の文学の危機は絶対的独裁者のもとで,刊行も販売も読書もすべて禁じられていると いう状況である。それを具体化した文学作品は『華氏451』  中国の『三体』スケール感で際立っている、『セレモニー』は中国政府の崩壊というテーマ。 ・ どんな社会にあっても人間は必ず文学を生むし享受するということだ。人はものを考え
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。