• このエントリーをはてなブックマークに追加

changeさん のコメント

自分の生き方を求めれば、自己研鑽に努めるでしょう。自己研鑽の道は、己を忘れて他人の主張を目で見て、耳で聞いて、心に刻み込み、よりよい選択・よりよい生き方を求めていく。文芸作品が不可欠となる。

人間は、小説とか詩といった「文芸作品」を」求める。求める方法は、①書店に出かけて求める、②新聞などの紹介で求める、③テレビ等での紹介によって求める、④PCなどでの紹介によって求める、⑤友などの紹介などが浮かぶ。池澤夏樹氏も全作品の電子アーカイブの構築を進めている。

問題は、自己研鑽する人が少なくなると、「文芸作品」を創作する人がいなくなる「文学の危機」が訪れるということではなく、読み手をいかにして「文芸作品」に近づけられるかということになる。「文学は何か」=自他の垣根を取り除き自己研鑽の道を切り開くということが忘れ去られると、文学が一部の知識階級の専有物になってしまう。昔に戻ることになりかねない。AIとかロボットが主役になっていく時代を無視した行動であり、日本だけでなく、世界的に大きな問題でしょう。
No.5
60ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
『思想 2019 11』「危機の文学」を特集、 冒頭、池澤夏樹著「文学の危機なのか、 その抜粋   『思想 2019 11』「危機の文学」を特集 ・ 文学書が売れなくなった。書店がどんどん減っていく。電車の中で誰もがスマホかタブレ ットを見ていて、たまに本らしいものを開いていても実用書の類ばかり。しかし これは日本 の文芸出版の衰退の姿ではあっても文学の危機ではない だろう。 ・日本では江戸時代に入って書物が大衆化された。 ・世界に目を転ずれば、商業出版だけが文学を支えているわけではない。 ・究極の文学の危機は絶対的独裁者のもとで,刊行も販売も読書もすべて禁じられていると いう状況である。それを具体化した文学作品は『華氏451』  中国の『三体』スケール感で際立っている、『セレモニー』は中国政府の崩壊というテーマ。 ・ どんな社会にあっても人間は必ず文学を生むし享受するということだ。人はものを考え
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。