• このエントリーをはてなブックマークに追加

oldjapさん のコメント

この論説のように、日本の知識層は、米国の国内政治を理解しようとして努力していることはわかるが、それは本質的に米国のメディアに現れた論説を翻訳しただけの啓もう資料であり、当然ながら原文に含まれた知識と分析以上の創造的な価値を有しない。かくしてそれら日本人知識層は、米国政治についてはある程度の知識を有するが、日本国内の政治の分析に関しては、有益な、独創的な思想を有しないという幼稚な状態にある。すなわち、どこまでも欧米の教師に対する生徒の立場を脱していない。いったい、日本はアメリカ依存のままでよいのか、近隣アジア諸国とどう付き合うべきか、日本の平和的な繁栄の必要条件は何かといった論点に真正面から答える独創的な論説が見当たらず、一方では、与党の末しょう的な活動批判の論説をするだけに留まっている。
No.1
61ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
1:現在米 国政局は大きなターニング・ポイントに来ている。グローバリズムの深化で、① 米国大企業は 世界展開、②米国国内の生産基盤弱体化→労働者の賃金下降、②富裕層の富 増大、一般大衆の富減少という現象が生じている。  参考 全米所得の富の分配、上1%の層が約20%、下50%が約13%  こうした中で政治的に分岐点にきている。  大統領選挙での選択 (1)    トランプ流、本質的には富裕層に好ましい政策の遂行(減税もこの中に入る) 一般の人々の不満を外に向かわす。メキシコとの国境、イスラム圏からの移民、外国からの輸入削減措置―いわゆる「 Make America Great Again 」 ここでは客観的事実を貶める動き (2)    大企業、軍需産業中心政策 従来の共和党政策、これに民主党の中枢が加わる。ヒラリー・クリントンに代表される。バイデンもこの中。 (3)    格差社会の是正、2016年のサ
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。