• このエントリーをはてなブックマークに追加

フレデイ タンさん のコメント

徳川家康は天皇家の威光を極端に抑え幕藩体制を完成させたのです。その後、経済が発展するにつれて、幕府の威光が衰え始めました。その威光回復の為に綱吉の代になって大嘗祭を復活させたとのことです。これは公武合体の走りではないでしょうか。良いも悪いも超えて、天皇は国民を支配する為の手段として利用される機関とする考えは建国当時より変わっていないし、今後も続きましょう。

大嘗祭だけを取り外し、身の丈でやると言っても、そこに付けこむ政治勢力が別個に生まれるのは当然想定されるわけです。そこから生まれる危険はやはり無視出来ないのです。従って、今のままで良いのではないかと私は思います。問題は「桜を見る会」で明らかになったように、国費と民費が絡むと会計も不明朗になってよろしくない。どうも、儲かったのは政治家とそれを請け負ったイベント屋じゃないかと私は勘ぐっているのです。大嘗祭では多くの資材が使われ、儀式が終わったら払下げられる。是非、大嘗祭の収支報告書を国民の前に提示して貰いたいのです。資本主義自由公正国家としては最低の義務ではないでしょうか?正しい収支報告書が国民や納税者の前に提供されれば、別に問題はないのじゃないですか。

この項で忘れてならないのは唯一つ。「国民を統制する目的」は現代に於いては戦争遂行以外に無いわけですから、平和憲法と一対となる天皇制を維持することが担保される限り、大嘗祭の出費は安いものだと私は考えます。

No.1
60ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
A-1  秋篠宮殿下ご発言内容( 2018 年 11 月)秋篠宮殿下は 30 日に 53 歳の誕生日を迎えられたが、これに先立ち行われた記者会見での発言内容 「即位の礼は,これは国事行為で行われるわけです,その一連のものは。ただ、大嘗祭については, これは皇室の行事として行われるものですし,ある意味の宗教色が強いものになります。私はその宗教色が強いものについて,それを国費で賄うことが適当かどうか、これは平成のときの大嘗祭のときにもそうするべきではないという立場だったわけですけれども,その頃はうんと若かったですし、多少意見を言ったぐらいですけれども。今回も結局,そのときを踏襲することになったわけですね。もうそれは決まっているわけです。 ただ、私として、やはりこのすっきりしない感じというのは,今でも持っています。整理の仕方としては,一つの代で一度きりのものであり、大切な儀式ということから、もちろん国もそれについて
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。