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りゃんさん のコメント

西欧リベラリズムに由来する人権問題の枠組みで米国に介入などされなくても、中国の人民には、中国のありかたを決める伝統的な考え方(中国哲学における革命思想)があるのであり、それは国際的にも通用するものである。それゆえ、他国他民族から中国への批判の準拠にもしうるものである。
中国共産党政権はそのことをこそ畏れなければならない。中国の対外的独立性だけが気になるヒトビトは、そこが見えてないし、それゆえに、漢民族に対する他民族、他国の反発もみえないのである。

中国政府はあまり無茶なことをやっていると、中国哲学の枠組みで「香港は漢人の土地であるが中国共産党の土地ではない」と世界中から合唱され、中国国内からも唱和される事態になりかねないことを忘れるべきではない。しかし孫崎さん引用の人民日報にはそういう認識の片鱗もない。孔子は「甚だしいかな、わが衰えたるや。久しいかな、われまた夢に周公を見ず」と言ったが、夢に周公を見ない原因は、一般論としては、国も個人も年をとったからではない。傲慢になって理想を失っているからだ。
No.18
60ヶ月前
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香港で24日投票が行われた区議会(地方議会)選挙は25日、開票作業が進み、民主派 は452議中、8割超に達する380議席以上を獲得し 、歴史的な勝利を収めた。これを受けて、香港はどうなるのか。 ①    香港を実際的に収めている中国の対応 ②    香港の行政府の動向 ③    デモ等民主化の動向 まず、デモ等民主化の動向については、選挙結果に後押しされて、これまで以上に運動を強化する方向に動こう。①香港を実際的に収めている中国の対応と関連するが、中国が強硬に対応してきた場合は、先鋭化することも辞さない対応をとろう。 香港を実際的に収めている中国の対応であるが、人民日報系は米国の介入について、「米国の一部政治屋に忠告する。計算違いをしてはならない!中国政府の国家の主権・安全・発展上の利益を守る決意は確固不動たるものである」との論評を掲げており、軟化の可能性は低い。 ②    香港の行政府に関しては、 区
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。