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changeさん のコメント

1990年代の英国を想定してみると大きな間違いが起きる。現在の英国は、モノづくりの製造業で生きている国家ではない。金融を主体とした高度サービス業国家なのです。

①ちなみに日本は海外債権・負債が大きい国家であるが、英国はけた違いに大きい。英国の対外資産・負債は10兆ポンドであり、GDP1.8兆ポンドの約5倍である。日本の場合は、GDPに対し1.9倍である。日本は経常収支の黒字によって、海外資産が蓄積され、それを受動的に運用しているに過ぎない。英国は、積極的に資金調達し、それを投資に回し、国際的な資金仲介をしているのです。
②就業人口の就業先は、製造業は7.8%、金融保険3.4%、不動産1.6%、専門的分野・科学技術8.6%であり最後の分野は年率4.5%増え続けています。
③さらに、金融資本取引では、財の貿易のように関税障害がありません。
④ロンドンでの国際的金融業務の主体は米国・ドイツでありパスポート協定が重要になってくるのでしょう。

EUから離脱しても、英国の重要度は、ドイツ・フランス・オランダにとっては変わらない。英国は大きなお得意先であることが変わらないからです。英国はEUのしがらみから離れることによって、さらに大きく発展できる可能性を打ち出したといえる。
No.2
60ヶ月前
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孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。