フレデイ タンさん のコメント
このコメントは以下の記事についています
日本の民主主義が危機的状況になっている大きな要因はメディアにある。大手メディアは①安倍首相に批判的報道に対しては自民党・完治などより抗議が行われ、しばしば該当者が担当から外される、②他方、安倍政権に好意的報道を行う者には恩恵を与える状況にある。
こうした中で、「国境なき記者団」は2019年日本の「報道の自由度」は67位であった。
この現象は日本の政治にも大きい影響を与えている。今日、テレビでは日本テレビ、フジ、テレビ東京、 NHK はほとんど安倍政権を批判せず、安倍政権に好意を抱かせる結果となる報道を続けているが、これらを合わせた合計は30-40%に達し、この数字は岩盤的安倍政権支持と一致する。
それは新聞についても言え、読売、日経、産経は安倍政権擁護、明確に安倍政権批判は東京新聞、次いでやや毎日、朝日は政治部系は政府擁護、社会部系が批判という構成となっている。
そうした状況を象徴するのが、安
戦争か平和かという二者択一が一般的なテーゼですが、私は「戦争か民主主義か」がより実際的で有効なテーゼだと考えます。民主主義の最も根源的な原則の一つがメデイアの反権力性の保証です。言い換えれば、メデイアの独立性に対する不可侵、アンタッチャブルということです。産経や読売や日経みたいな金で買収されるのを良しとするメデイアがあるのとコントラストしてNHKや朝日や毎日等が「THE PUBLIC(公共の利益と一般大衆)」を立ち位置にして権力を常に批判し告発することがリザーブされているなら、戦争という不義は絶対に起こり得ません。権力はしたくても戦争は出来ません。
一昨日か、ワシントンポストがアフガニスタンペーパーを暴露すると宣言しました。その趣旨は驚くことに「2001年に始まったアフガニスタン戦争に関する政府の発表は今日に至るまで全部嘘と欺瞞だ」と言うのです。その嘘と欺瞞はワシントンポスト他全米メデイア、西側のメデイアは検証も無く「THE PUBLIC」に伝えられてきたのです。つまり、どういうことかと言えば、メデイアが批判的だったら、アフガニスタン戦争はすぐにでも敗北し、ブッシュは罷免されただろうということです。それともう一つのポイントは「米国は非民主的な国、ファシズムの国だ」ということを意味するということです。米国は民主主義、中国は非民主主義国と言って嫌中を誇る人は笑止千万ですね。彼らには考え直す時期が到来してますね。
戦争かメデイアの自由か?メデイアの自由が正しい選択であることは明らかです。戦争しない国を宣言して戦後の繁栄を築いてきた日本が今桜問題で泥まみれになった安倍氏からの食接待に日本のメデイアが応じ、独立権を放棄し、ニタニタ笑って歓談するのは安倍氏のイラン海域での不正義な戦争を嘘欺瞞報道で後押しする為だと私は観測してます。
ワシントンポストはアフガン暴露で戦争批判する方向に立ち上がっているのです。日本のメデイアは頭も悪いが、節操も無いのも悔やまれる。
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