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changeさん のコメント

米国とイランの対立というより宗教間の融和失敗が、今後あの忌まわしいIS復活につながる脅威が広がってきているといえるのではないか。

2018年に就任したアブドル・マフディー首相はシーア派出身であるが、スンニ派にも多くの人脈があり宗教間の懸け橋として期待された。期待に反して、宗教間の融和は、シーア派既得権益から見ると脅威に変わってしまった。

シーア派武装組織は政府を支えると同時に大きな発言権を持つにいたり,人民動員隊は、要衝モスル奪還後治安機関に編入されている。

米国支援のイラク政府軍とイラン支援のシーア派武装組織の対立による報復合戦は、イラク北部山岳地帯に拠点を持つISが新規メンバーをリクルートしやすい環境を整えている。

既得権益確保が優先し、宗教間の融和に失敗したイラクは、何のことはないISに苦しめられた苦しみを再度招いているといえる。米国の責任もあるが、自国民同士が融和・和解できない体質を米国に押し付けても、この国に未来が開けない。
No.3
60ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
A-1  事実関係 「在イラク米大使館を群衆が襲撃、トランプ大統領はイランを非難」 イラクの首都バグダッドで 12 月 31 日、米大使館の敷地内に群衆が乱入する事態が発生した。 米国は先に、 親イラン派武装組織のイラク拠点を空爆。 これに抗議する武装集団とその支持者 が数十人、米大使館周辺に集結していた。  米大使館の警備員が催涙ガスや銃を使用し、抗議活動は直ちに沈静化したが、数十人は大使館周辺に設置したテントに立てこもった。公に話す権限がないとして匿名を条件に述べた事情に詳しい関係者によると、米大使はじめ外交官らは2日前に退去していた。大使館の建物自体は攻撃を免れたという。  トランプ米大統領はツイッターで、米大使館襲撃およびイラク北部の米基地攻撃で米国人が殺害されたのは「全てイランに責任がある」と非難。イラク国民に対し、「イランに支配・管理されたくない者」は立ち上がれとも呼び掛けた。米基地への攻撃が、
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。