A-1 事実関係 「在イラク米大使館を群衆が襲撃、トランプ大統領はイランを非難」

イラクの首都バグダッドで1231日、米大使館の敷地内に群衆が乱入する事態が発生した。米国は先に、親イラン派武装組織のイラク拠点を空爆。これに抗議する武装集団とその支持者が数十人、米大使館周辺に集結していた。

 米大使館の警備員が催涙ガスや銃を使用し、抗議活動は直ちに沈静化したが、数十人は大使館周辺に設置したテントに立てこもった。公に話す権限がないとして匿名を条件に述べた事情に詳しい関係者によると、米大使はじめ外交官らは2日前に退去していた。大使館の建物自体は攻撃を免れたという。

 トランプ米大統領はツイッターで、米大使館襲撃およびイラク北部の米基地攻撃で米国人が殺害されたのは「全てイランに責任がある」と非難。イラク国民に対し、「イランに支配・管理されたくない者」は立ち上がれとも呼び掛けた。米基地への攻撃が、