• このエントリーをはてなブックマークに追加

changeさん のコメント

核合意の評価の論評である。

核合意を否定はしないが、一定期間の核合意であり、核開発そのものが停止されるかというと、その限りではない。

表面的には平和的状況が維持できるようであるが、裏面的には核開発が静かに進行するということも否定できない。

根本的には、現在の核保有国、特に米国・ロシア・中国の核軍縮が話し合いで進むかどうかが重要である。残念ながら、中国の同意がなく核兵器の削減交渉が進展しない。核大国が核軍縮にすすめない中で、核を持って自国の外交交渉を有利に進めたいという国々の核保有を止めさせる権利がない。イランにしろ北朝鮮にしろ核を持って国力をあげたいという考えを持っている国は、核を放棄することはあり得ないと考えるべきでしょう。

核合意といえば、素晴らしい外交成果とみる人もいれば、一時的なまやかしに過ぎないとみる人がいるのを否定できないでしょう。私は、どちらかというと、核保有大国3国の核削減交渉が進展しない中で、中小国の核保有をとやかく言う資格はないと考えている。
No.3
59ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
2015 年、イランと国連安全保障理事会常任理事国及びドイツ( P5+1 )がイランとの間で「包括的共 同行動計画( Joint Comprehensive Plan of Action, JCPOA )」を締結した。いわゆる「イランとの核合意」である。米側の推進者はケリー国務長官である。、 2004 年大統領選挙の民主党の大統領候補であり、上院外交委員会委員長も務めた。この彼が、トランプのソレイマニ将軍の殺害に際し、彼の行動には何らの戦略もない、中東に混乱をもたらすだけである、とする論評を寄稿。 Diplomacy Was Working Until Trump Abandoned It )出典: Armwood Editorial And Opinion Blogdaga 「大統領はイランとの紛争と混乱の道に我々を置いた( The president put us on a path toward conf
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。