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りゃんさん のコメント

中国の公衆衛生専門家・感染症専門家とおもわれる人々が、中国人民向けに説明したものとして興味深い。内容は一般的・初歩的・教育的知識が主で、「最近になり2・3次感染者の感染の程度が弱まっている」「現在の証拠を見る限り、ウイルスの変異は現れていない」という以外はあたらしい情報はないし、そのあたらしい部分もまだ確定的とはいえない。

いかに専門家といえども、せめて2月の終わり頃にならなければ確定的なことは言えないだろうから今の段階では仕方ないが、この程度の説明で安堵できる従順なひとばかりなら、権力側にとってはまったくチョロいものだと思う。

ロシアや北朝鮮という、基本的には中国の友好国な国々も、初動から今までは、中国からの入国を厳しく制限している。そもそも中国自体が武漢だけでなく各地の移動制限措置を拡大している。いかに「隔離」が感染症対策の基本であるかということを表していると思う。

仮に「インフルエンザ程度であった」ということに落ち着くかもしれないとしても、日本でも、インフルエンザで年に1万人くらいは亡くなっていると聞くし、インフルエンザのために使われる医療材料や人件費や仕事量は、保険財政に圧迫を与えたり、限られた資源である医療機関の疲弊を招いている。3月頃には検査材料が医療機関に配られ、ひとびとが殺到するのであろう。

徐々に感染が拡大していくのは避けられないとしても、日本の初動には強い疑問を感じている。「桜を見る会」は安倍政権退陣にはいくら野党ががんばっても結びつかないが、今回のチャイナ肺炎で死者が一定程度出たなら、確実に政権の責任が問われるだろうし、わたしも問う。
No.3
58ヶ月前
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A-1 事実関係 人民網日本語版5日「ウイルスの生存期間は?変異が生じているか?専門家が回答」 ◆一定条件下のウイルスの生存期間は 5 日 蒋氏は「 ウイルスは飛沫と接触により広がる。飛沫は通常、くしゃみやせきにより生じる。空気中における飛散距離は非常に限定的で、およそ 1−2 メートルだ。 飛沫は人体から出る とすぐに沈み、空気中を漂うことはない。つまり空気中にウイルスは存在せず、ウイルスが空気中でどの程度生存するかという問題も存在しない」と指摘した。 飛沫は周辺の物体の表面に付着する。手を触れることでウイルスが付着し、さらにその手が触れる物体の表面、例えば ドアの取手、 エレベーターのボタンなど滑らかな物体の表面などでは、数時間生存するとの研究結果が出ている。 温度と湿度が適度であれば、数日生存する可能性がある。例えば摂氏 20 度で湿度が 40−50 %であれば、ウイルスは 5 日生存するとの研究結果がある。これ
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。