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フレデイ タンさん のコメント

思い出しますよ。日本は米国を大人しくさせる為にマレー半島を占領し、次にフィリッピンを攻略し、インドネシアをオランダから無血で奪い取ったことを。インドネシアの石油を奪い、日本へ運ぶ海上ルートの確保は日本にとって最も緊急を要する戦略だったのだ。フィリッピンは中国海全体を管理下に置く為の重要拠点だったから、ジェネラル・山下はマッカーサーをフィリッピンから追い出したのだ。

当時と変わらず、今も植民地主義を放棄してない米国は中東の石油を中国に運べないようにすることを最も大事な戦略にしている。その対抗策として、中国はアセアン諸国と仲良くし、経済協力を推し進めているのだ。勿論、その背景には石油ルート確保は中国13億人の生存にとって絶対不可欠であるということがある。

アセアン諸国は西欧列強の植民地だったから、米国の陰謀の詳細をよく知り、植民地主義に200年もの間悩み続けた中国の立場を理解するのは当然である。先日、マレーシャのマハテイールさんが植民地主義の米国に無批判に追従する安倍政権を批判している。彼はこのままの追従を安倍政権が続ければ、安倍政権は深刻な代償を払わされるだろうとも言っている。

日本人はアジアの歴史を今一度勉強し、米国の植民地主義がいかなるものかをももう一度検証して自らの態度を改めて行かないと、アジア諸国全体からパージされることになろう。フィリッピンのドアルテはそのことを日本人に教えてくれているのだ。
No.1
58ヶ月前
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孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。