• このエントリーをはてなブックマークに追加

りゃんさん のコメント

この話は
1、法の解釈論が前面に出ている
2、政権側がこうした人事をしようとする「ほんとうの、具体的な理由」が根拠を持って明らかにされていない
という二点に特徴がある。

1については、山尾議員側が有利だとおもうが、しょせんは定説のない解釈論であって政権側にも論拠はある。しかも一般国民にわかりにくい。
2については、政権側の説明は抽象的で、どうしても黒川氏でなければならない理由を具体的に説明してないが、そこに切り込む山尾議員側の努力ももっと必要ではないかと思う。

わたしは政権が仕事しやすいように省庁幹部級の人事をいじるのは当然だという考えだ。しかし、準司法である検察の人事についてはそれよりも公明公平が優先すると考える。こうしてみてくると、結論的には、(検察人事への勝手な介入は最近韓国の文政権がやったことだが)日本も韓国なみかという残念な感じがしている。自民党は、逆の立場になった時のことも考えるべきだとおもうが、そういう思考回路は全く働かないのだろう。野党を見ているとそれも当然かという気もする。

この話の実際的影響としては、1が前面に出ている限り政権への影響は軽微であろう。けれども、今後の日本は、そうとうな経済不況になるとおもわれ、チャイナ肺炎対策初動の失敗の責めもあり、安倍内閣の命運は尽きたと感じている。しかし既存野党の出番を期待する声はほとんどおきないだろう。保守系新党の勇躍が待たれるとおもっている。
No.6
56ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
A-1  問題の背景説明 「検察人事に待った!奇怪な黒川東京高検検事長の定年延長」田中秀征  webronza ・ 1 月 31 日、安倍内閣は 東京高検の黒川弘務検事長の任期を、特例として半年間延長することを閣議決定。  検察庁法によると、検察トップの検事総長の定年は 65 歳、ナンバーツーの東京高検検事長以下の検察官の定年は 63 歳。この閣議決定によって、本来なら 2 月 7 日の誕生日に 63 歳になり、定年で退任するはずの黒川氏が、 8 月 7 日まで在任。   現在の稲田検事総長は、 8 月 14 日の誕生日で 65 歳の定年。検事総長の任期はほぼ 2 年。黒川氏の定年を 8 月 7 日まで延ばせば、稲田氏の後任の検事総長に任命することが可能。  庁内では 2 月 7 日に退任する黒川氏の後任には、林真琴・名古屋高検検事長が横滑りし、その林氏が稲田氏の後任の検事総長に就任するはずだったらしい。  昨年来、安倍首相自身が深く関わる「桜を見る会」問題や、秋元
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。