xyzさん のコメント
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ISD 条項は投資家が期待される利益を、相手国の法律・制度で阻害された時に相手国を訴えることができる制度である。 この制度は国家主権を侵害する可能性が高い。 TPP にこの条項が入っている。そのことについて米国国民はさして心配していない。一体、 TPP 参加国の企業がどうして米国政府を訴えられようか。報復が怖くてとてもできない。 しかし、これが欧州諸国となるとどうなるか。欧州諸国は報復を恐れることなく、米国を訴える。その可能性がある。 オバマ米大統領は先日の一般教書演説で、EU(欧州連合)との包括的な自由貿易協定(FTA)の締結に向けた交渉を始めると発表した。かつ 02 月 14 日付ロイターは「米国と欧州連合(EU)は13日、6月末までの自由貿易協定(FTA)交渉開始を目指す方針で合意した」と報じた。ここでも ISD 条項を入れることが想定されている。ここにいたり、米国国内で ISD 条項への懸念が出始めた
日本人の戦略的思考が弱いのは一朝一夕でどうこうできるものではありません。愚考ですが一つ言えるのは日本人の合理性に対する考え方が欧州とは異なるのは間違いありません。つい先日、孫崎さんが岩上さんの対談でなぜ日本人は目覚めないのか?と仰られていましたがそれは日本人のリスク感覚、損得勘定が西洋式の教養を積んできた孫崎さんとはかなり異なるからでしょう。
これは欧州に対して優劣を述べたいのではありません、しかし現状に上手く対応してない。自分がもし政財界の人間なら支配するにあまりに都合の良い連中だと感心せずにはいられないでしょう。
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