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妄想の万年中年さん のコメント

ジャパン アズ ナンバーワンと書かれた1980年頃、一番顕著な日米の差は、量産現場における作業者の質の違いと考えていました。技術者に関しては、日本は職種間での差がなくチームワークを重視し、米国は職種間で能力及び給与の差が大きく情報の共有が難しい状況にあった。マネージメントに関しては、明らかに日本は劣っていた。また冷戦中とのことで、日本が米国の技術を使うことに対して寛容であった。その後、アメリカは謙虚に日本を研究して、技術の共有化やチームワークの導入をはかり、量産ラインへのロボットの導入やアジア移転、そして特許請求権の行使が始まっていった。日本は、QCチームの導入までは良かったのだが、TQCの導入と言った愚かなシステムの導入で、マネージメントがますますダメになっていった。1990年代になると、海外は「選択と集中」との名目でM&A・企業の再編が活発に行われたが、日本は首切りの代名詞としてリストラが使われ、水平分業や企業の再編がほとんど行われず、国際競争力を徐々に失っていった。総務省と経産省の縄張り争いで競争力を失った携帯電話、ハイビジョン放送による競争力が無くなったテレビ業界、シスコルータ導入における通信事業の壊滅と、その後は政府・官僚の無策というより邪魔によって現状の日本になっていると思っています。
No.2
57ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
新型コロナウイルスへの対応で、世界中から批判された日本政府。 その一方、シンガポールや台湾は、的確な対応によって感染拡大を食い止めつつあるとして、賞賛されています。 日本の官僚は難しい試験をくぐり抜けた、まぎれもない「エリート集団」。 実際に、かつての高度経済成長を指導したのは彼ら官僚たちであるのは間違いありません。 ですが今やその存在が「上級国民」と揶揄(やゆ)されるなど、庶民の間に不信感が広がっています。 優秀なはずの日本の官僚はなぜ危機対応に失敗してしまうのか。 元外務省情報局長として官僚組織の実態に向き合ってきた孫崎享氏は、「もともと日本の官僚は『未知領域の地図』を描くのが得意ではない」と語ります。 書籍『日本国の正体』(孫崎享著、毎日新聞出版刊)からの一部抜粋をおとどけします。 ニューヨーク・タイムズの記者が「日本の失敗」を予言していた?! ―ー『(1990年代には)
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。