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m.m.さん のコメント

「未知領域の地図」を描くのは、日本の官僚に限らず、誰にも苦手なのです。
しかし韓国や台湾などが、中国の武漢でコロナウイルス肺炎が発生した直後に対応できたのは、「歴史に学んでいた」結果ではないでしょうか。
日本では、災害が発生しても収まると同時に、それは「過去のこと」として忘れてしまいますが、国によっては、同じような事態か発生した場合に備えて、被害をもっと少なくする方策を考えていたようです。

日本人でも、災害の再発に備えて対策をしようと考える人はいますが、国会などで野党が追及しても「仮定の質問にはお答えしません」という答弁がまかり通っています。こんな答弁が通用しているから、毎年発生する台風や風水害、土砂くずれ、地震などで同じ被害が繰り返されています。
日本の政治家は「安全保障」という言葉を、軍事力強化と同じに考えていますが、感染症や自然災害なども、国にとって重大な「安全保障」なのだということを理解すべきなのです。
No.3
55ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
新型コロナウイルスへの対応で、世界中から批判された日本政府。 その一方、シンガポールや台湾は、的確な対応によって感染拡大を食い止めつつあるとして、賞賛されています。 日本の官僚は難しい試験をくぐり抜けた、まぎれもない「エリート集団」。 実際に、かつての高度経済成長を指導したのは彼ら官僚たちであるのは間違いありません。 ですが今やその存在が「上級国民」と揶揄(やゆ)されるなど、庶民の間に不信感が広がっています。 優秀なはずの日本の官僚はなぜ危機対応に失敗してしまうのか。 元外務省情報局長として官僚組織の実態に向き合ってきた孫崎享氏は、「もともと日本の官僚は『未知領域の地図』を描くのが得意ではない」と語ります。 書籍『日本国の正体』(孫崎享著、毎日新聞出版刊)からの一部抜粋をおとどけします。 ニューヨーク・タイムズの記者が「日本の失敗」を予言していた?! ―ー『(1990年代には)
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。