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フレデイ タンさん のコメント

アントニオ・グラムシはさすが偉大なマルクス主義者の一人だけあって、目のつけどころが鋭いですね。

ウイキペデイアによるとグラムシはムッソリーニに睨まれ、ロシア亡命直前の1926年に逮捕され、11年間服役し解放直後脳溢血で死亡したと、ある。彼の獄中の読書の量と著作の数はすさまじく、その中でも、ヘゲモニー論は有名である、とのこと。

そのようなグラムシですから、ヘンリー・フォードが書いた「THE INTERNATIONAL JEW(國際ユダヤ人)」も読んだはずです。この本はナチスの親衛隊の教科書にもなっていますから。一方、ヘンリーフォードの自動車経営学はナチスのフォルクスワーゲンになって結実してます。当然、著作の「国際ユダヤ人」はアウシュビッツに繋がっていると見ることは出来ます。

グラムシが亡くなったのは1937年です。その年はイタリア・ファシズムとドイツ・ナチスが全盛になった時期です。洞察の鋭いグラムシのことですから、ヘンリー・フォードの息のかかった巨大な米国産業資本家たちがベルリン陥落後すかさずすばやくナチス残党を救済して行くことも見通していたに違いありません。
No.1
54ヶ月前
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白井聡著『武器としての資本論』① 白井聡著『武器としての資本論』より、第九講「現代資本主義はどう変化してきたか」「20世紀後半のフォーディズム型資本主義 ・一度は、少なくとも見せかけ上、階級社会でなくなった時代が過去にあった。そうした状況をもたらしたのがフォーディズム。 ・フォーディズムという言葉は、アメリカのフォード社から取られたもので、イタリアのマルクス主義者、アントニオ・グラムシが作った。 ・ある時、資本家側が「搾りあげるだけではダメだ」と気付いたのです。その考えの先鞭をつけたのは、フォード車を創業したヘンリー・フォードでした。 ・儲けを増やしたい資本家は、労働者を搾り上げて、商品を大量に生産させる。問題は。大量に生産したものを、誰が買うかです。究極的にはそれは労働者階級がかうことになる。というのは大量に生産された商品の最大の消費者は少数の大金持ちではなく、世のなかに沢山いる普通の人
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。