• このエントリーをはてなブックマークに追加

changeさん のコメント

高度経済成長期は、人・物・金を投入して商品を継続的に生産するシステムを、労使が対立(スト)と協調の関係を維持しながら進めてきた。賃金をあげなければ消費が拡大せず、経営者側は可能な限り賃金をあげることによって、経済を拡張してきた。消費の好循環が、経済を拡大できたといえる。

大きな政府を止めた産業の民営化・規制緩和・市場原理主義による新自由主義は、中曽根元首相の三公社民営化、小泉元首相の聖域なき構造改革は郵政・道路公団民営化・派遣法規制緩和が行われてきた。日銀白川元総裁は金融政策介入をしなかったが、安倍首相になってから、黒田総裁は積極的に金融介入している。

新自由主義では、価格競争が激しいためデフレの罠から抜け出せない・大企業はますます巨大化し、中小企業の生き残りが難しくなっている・福祉や雇用保障の代わりに、自由と責任を与えられた弊害が大きくなっている。

格差社会の到来である。五体満足で健康であり、経済知識が豊富で仕事遂行能力が高い人にとっては、極めて好ましい時代になっているが、障害者・病気・親の介護をする人・子育てをする人・教育格差を強いられる人にとっては極めて暮らしにくい。

資本主義が内面に染みついており、新自由主義に対処する人生思考が求められるが、限られた、選ばれた人しか不可能なのでしょう。能力のある人は、大企業を辞めて、個人で事業を行う人が多くなっている。
No.2
56ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
白井聡著『武器としての資本論』① 白井聡著『武器としての資本論』より、第九講「現代資本主義はどう変化してきたか」「20世紀後半のフォーディズム型資本主義 ・一度は、少なくとも見せかけ上、階級社会でなくなった時代が過去にあった。そうした状況をもたらしたのがフォーディズム。 ・フォーディズムという言葉は、アメリカのフォード社から取られたもので、イタリアのマルクス主義者、アントニオ・グラムシが作った。 ・ある時、資本家側が「搾りあげるだけではダメだ」と気付いたのです。その考えの先鞭をつけたのは、フォード車を創業したヘンリー・フォードでした。 ・儲けを増やしたい資本家は、労働者を搾り上げて、商品を大量に生産させる。問題は。大量に生産したものを、誰が買うかです。究極的にはそれは労働者階級がかうことになる。というのは大量に生産された商品の最大の消費者は少数の大金持ちではなく、世のなかに沢山いる普通の人
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。