フレデイ タンさん のコメント
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抗議運動に対抗するトランプ大統領に対し、対抗勢力の民主党が批判するのは当然として、共和党内の、ブッシュ元大統領、マティス前国防長官が反対したのは今後に大きく、国防省内でも、米国国民に対峙するのは自分達の仕事ではないと反発。
A-1 :事実関係「トランプ氏、軍動員反対の国防長官叱責 抗議デモ巡り」(日経、 4 13:30 )
・トランプ米大統領が抗議デモへの連邦軍動員をめぐり政権内の混乱が表面化。
・エスパー国防長官は 3 日、首都ワシントン近郊に集めた連邦軍の一部退散を命じたが即座に撤回。デモ隊に対する軍の威圧に固執するトランプ大統領の意向に応じたもの。
・軍の政治利用への懸念が強まっている。
・エスパー氏をトランプ氏は叱責。
・国防総省にとっては連邦軍の国内動員はハードルが高い。多くの州知事が動員済みの州兵は暴動鎮圧を主要任務としており連邦軍よりも適任とみる。州兵は 40 万人程度の動員の余地が残
米支配層にとっては黒人は牙の無いサーバントと従順なメイドサーバントであればよい。彼らを怒らし集団となって支配層に歯向かってくることは最も恐ろしいことなのです。1790年(共産党宣言のはるか昔)に起こったハイチの共産主義革命は米支配層にとって忘れる訳には行かない。最近に至っては、キューバ革命。南米大陸の底流にハイチの革命王ブラックジャコバンのスピリットが流れているのです。
しかし、トランプのトランプたる所以は米支配層のそのプリンシプルを敢えて無視していることだ。トランプはほぼ本命だったヒラリーを倒した。理由は黒人同様に貧乏な白人の熱烈支持があったからだ。二期目もその白人の岩盤支持層の期待に応えるしかない。白人の貧乏な警察官が黒人を虐殺したとき、貧乏な警察官の側に立つのは必然だった。
以上は表面の現象に関する私の分析だが、今回の激しい黒人を中心にしたデモはコロナが米国のスラムを中心に壊滅的に襲ったことから来る米新自由主義の行き詰まりに抗議していると観ている。その矛盾を解決するには中国を攻め落とすための軍備費用は大幅に削減されねばならない。米国の貧乏な白人、黒人、ラテンの不満は、1970年から本格的に米国が進めてきた「資本万歳主義」は否定されなければ、解消されないと私は観測している。
米国ファンでもあり安倍ファンでもある、又、トランプの岩盤層に酷似する日本のヒトビトは安倍政権の宗主国米国の主柱に大きな亀裂が走っているのをしかと認識すべきだ。
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