tako2008さん のコメント
このコメントは以下の記事についています
尖閣諸島に関しては、日中双方が自分のものと主張している。日本の国内においては、尖閣諸島は日本領だと確信しているが、国際的に見て決してそういうことではない。米国が沖縄返還した時、米国は①領有権については、日中のどちら側にもつかない、②管轄権は日本にあるという立場である。
領有権がなくて管轄権はあるというのは、脆弱な関係である。
この問題は日中国交回復の時の、田中首相、周恩来首相の時の対話にまでさかのぼる。この時も尖閣問題は極めて微妙であり、正式の議題とすると日中間全体の合意が成立しないような状況である。ここで、それまでの水面下の接触を踏まえ「棚上げ合意」が暗黙の了解となった。
領有権が正式に解決しない中で、管轄権を認める形での合意は実は日本に有利である。
しかし、日中間の緊張を求めるグループの圧力で、今日、日本政府は棚上げの合意がないとの立場を取っている。それが今日の日本政府の立場
新型コロナのお陰で時間的に余裕ができたので、
久々に来てみました。何年ぶりだ??
先日持論を書き込もうと思い、飲んでたら途中で寝てしまった…。
テーマとは若干ずれるがご容赦を。
以前はリベラル派の方が多かったが、保守派の方も書き込まれている
ようで何より。時々不毛な議論も散見されるが、多様な価値観の方々
が意見されることは良いことだ。イデオロギーなど重要ではない。
苦しい立場に追い込まれれば、国民は過ちに気付くだろうと
政治から離れていたのだが、一向に状況が変わりそうにない。
国際的、経済的に非常に好ましくない方向に進みそうだ。
まず、我が国の国際的な地位(存在感)の低下について。
時代の流れであり、ある程度は受け入れるしかない。
外交のバックボーンは経済力と軍事力である。
残念ながら軍事力の拡大によるプレゼンス強化は、国土と体力を
考慮すると現実的ではない。また、自主防衛路線に舵をとろうと
すれば、いつもながら従米派や左翼活動家が妨害する。
となると、これまで通り経済力・技術力で勝負していくしかない。
そしてこの先、影響力が強くなる相手は、中国である。
米国という国は、力の強い者を敵視して押さえつけようとする。
経済力で猛追する中国や80年代の日本への仕打ちがそれだ。
しかし、従順に従う相手に対しては比較的寛容であった。
対照的に、中国は価値の低い者、力の弱い者をぞんざいに扱う。
孫崎先生の主張の通り、香港の扱いをみれば一目瞭然である。
しかし、経済力の強かった昔の日本に対しては一目置いていた。
日本が国際的な地位を保ち、外交政策を有利に運んで行く為には、
経済力・技術力をキープしていくことが肝要だと考える。
(続きます)
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