tako2008さん のコメント
このコメントは以下の記事についています
A-1 事実関係1中印、係争地で対峙する軍の撤退で合意(ロイター、 6 月 23 日)
インドと中国の軍司令官は、両軍が先週衝突した係争地で対峙している軍を撤退させることで合意した。インド政府筋が23日に明らかにした。一方、中国外務省の趙立堅報道官は、双方が緊張緩和措置を取ることで合意したと表明した。
インド政府筋は、22日に両国の軍司令官が長時間にわたって行った協議の結果について「撤退に向けた相互コンセンサスがあった」と説明。「ラダック東部のあらゆる係争地域からの撤退方式が話し合われた。双方が撤退を進めるだろう」と述べた。また、趙報道官は、両軍の衝突で中国側の犠牲者が40人だったとする最近のメディア報道について「フェイクニュース」だと述べた。
B: 関連
米国等、中国・インドの動向に対し、関心。その中、国境衝突を中印対立の象徴的出来事として報ずるものが多かった。
(1) ファイナンシャル・
ため、あまり時間がとれない。先日の記事に投稿しようと書い
ていたが、途中で寝てしまった。
マスコミは常に米国視点での報道が多いため勘違いしてしまうが、
「欧米世論イコール世界世論」ではない。
東南アジアや中央アジア、中東、アフリカ、南米の対中感情は、
それほど悪くはなく、むしろ好意的だ。
アジア諸国で本当に反米と言えるのは歴史的にも仲が悪いベトナム
くらいだ。冷戦時代の名残もあるだろうが、米国の裏庭である南米
諸国が反米だらけであるのに対して、中国は金銭外交を駆使して
比較的上手に「手懐けた」と言える。
コロナの影響で嫌中感情が世界に広がっていると言われているが、
これは恐らく一時的なものだ。マスコミ報道とは裏腹に、コロナ
後に向けて、既に各国との中国の商談が再開されている。
数年前、米国は台頭す中国を押さえ込もうと包囲網を敷こうとした。
我が国もこれに加担し、バラマキ外交を行ったが、結果大失敗した。
当時、私はこの戦略は失敗すると主張していたがそうなった。
物事の表層しか見ていない証拠である。経済(産業)の最前線で中国
と向き合っていれば、如何に非現実的な戦略であるか理解できる。
かつて植民地だったASEAN諸国が、中国を利用し「アジアの世紀」を
夢見て台頭してくるであろうことは過去に述べた。また、中国には
警戒しながら一歩距離を置きつつも、協力すべきところは協力して
いかないと、将来的に厳しい立場に置かれるであろうことも述べた。
近藤大介氏:AIIB不参加は安倍外交で最大の判断ミス
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/43931?page=5
そう考えると、今の自民党(安倍政権)は、比較的上手く舵取りして
いるのではないか。表向きは米国に忠誠を示しておかないと、政権を
潰されかねない。中国批判もする一方で厳しい経済事情から中国市場
の重要性も理解しているのだろう。
(…続く…)
Post