フレデイ タンさん のコメント
このコメントは以下の記事についています
A-1 事実関係 ニューヨーク・タイムズ紙「“黒人の命は重要”(運動)は米国歴史で最大の運動( Black Lives Matter May Be the Largest Movement in U.S. History ) 7 月 3 日
・“黒人の命は重要”抗議は6月6日に頂点に達し、米国国内550か所で50万の人が参加した。抗議は今日も継続している。
・4つの世論調査で、150万人から260万人がデモに参加している。これらの数字は米国歴史の中で最大の運動となっている。
世論調査実施期間 抗議参加者(%) 推定人数(万) 世論調査期間
Kaiser Family Foundation 10% 2600 June 8-14
Civis Analytics 9% 2300 June 12-22
N.O.R.C.
LONGMANを引くとTO BE IMPORTANT、ESPECIALLY、TO BE IMPORTANT TO YOU PERSONALLYとある。
私みたいな三流の英語使いにはIT DOESN’T MATTER.はよく聞く機会はあるが、肯定して使っている例は今回が初めて。そして、このデモに白人が多く参加しているのに一瞬奇異に見えるが、次のような背景を考慮すれば、納得が行く。
米国は人種の坩堝と言われる。確かにそうだ。白人、黒人、ラテンの三種類。人種間の不信はなかなか解けない。そもそも北米に移住を開始したのは白人。白人に二種類あって、タウンシップという新しい理想郷を目指し、自ら働き村や町を築いて行くものと、広大な土地を確保し、奴隷労働を使い、農園経営や鉱山経営するものである。勿論、この奴隷労働を担ったのが黒人とラテンだ。米国の支配層は奴隷労働を使って代々蓄積した本源的剰余に基礎を置いている。この支配層にとっては黒人やラテンは実質的には今も奴隷だ。エッセンシャル ワーカーとか呼ばれてもいるが、社会的には実質奴隷と呼ばれても仕方ない状態と言えよう。エッセンシャル ワーカーは換言すれば白人(支配層に属してなくとも多くはその自意識がある)にはMATTERである。
米国の市民の構造は血統の切り口で言えば深刻。白人は支配層と支配層に近いと自意識するもので構成され、日本の支配層意識濃厚の自民党系と同様にSTUPIDになっている。米国の有名な映画監督であるマイケル ムーアは米国の黒人暴動が昔から繰り返され全く解決されないのは白人がSTUPIDだからだと断言している。トランプはそのチャンピオンだ。彼は白人、ラテン、黒人が今後長い年月をかけて混血が進み、肌が茶色になるまで人種問題解決に到達しないと言っている。
背景は以上の通りだが、コロナが米国の貧困を抜き差しならぬものにしたら、米国支配層が、私は何度も言うが、中国に戦争を仕掛ける可能性は否定出来ない。中国政府に望むのはそのような米国の爆弾の芯を抜くことにベストを尽くしてもらいたい。「米国がSTUPIDだ」ということを念頭に米国との粘り強いnegotiationに従事して貰いたい。
Post