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りゃんさん のコメント

>>日本の領海が領有権を主張するものでなく問題ないなら、
>>中国側が漁船の大船団で押し掛ける理由はなんですか。

まず、日本の領海法は読んだんですよね?中国の領海法との違いは理解しましたか?
むずかしくてよくわからないなら、少なくとも日本の領海法は尖閣の領有権をあらたに主張決定するものでないことはご理解ください。つまり、日本の領海法以前に棚上げ合意があったとしても、どうみても日本の領海法は棚上げ合意に違反するものではないということです。

つぎに「日本の領海が」は「日本の領海法が」のまちがいだとおもいます。
「中国側が漁船の大船団で押し掛ける理由はなんですか」とありますが、そもそも今問題なのは漁船ではなくて、中国公船しかも中国武装公船ですね。そして「理由」はこっちが聞きたいですよ。中国側の行為なんですからね(しかも公船ですから、中国国家権力としての行為)。わたしは侵略するつもりだと考えてはいますけど、「理由」をあなたがご存じなら教えてください。

そして、論点である、「合意があったとして、武装公船が日本の漁船を3時間も追い回すことは合意違反ではないのか」について、あなたの考えを教えてください。また、もし本当に合意があるのなら、中国側は「合意に立ち返れ」といえばいいのに、言わない理由について、あなたの考えをおしえてください。

>>南シナ海と尖閣ではルールが異なります。
>>これまで明確な取り決めがなかったことが原因で、
>>ベトナムも中国と同じことをしてきています。

わたしが南沙諸島を持ち出したのは、中国が領海法で一方的に領土としたばかりか、軍事基地をおき、周辺の開発までしているようだということをいうためですが、ベトナムがそれと「同じこと」をしているのですか?

>>表向きは正式な合意を行わないから「暗黙の了解」なんです。

合意があったかどうかが論点なのに、これは合意をあったことを前提にする議論です。こういう議論は合意があったかどうかの検証上は無意味です。

>>歴史の検証ならできています。貴方がご自身が前述で証明している。

ちがいます。「歴史の検証なら、厳密な批判的分析のもとに 傍証に使えるかどうかというところです」、というのが私の言っていることです。
英国の文書についていえば、最低限でも当時の日中関係、日英関係、英中関係、鈴木の党内党外的立場、鈴木の中国との関係等々が分析の視野にはいるでしょう。そういう検証をしたのですか?
そして、それでようやくいえることは、歴史的に振り返ればこうであっただろうということですが、われわれが問題にしているのは、現在の法的な問題です。それを分析する視座は既述しました。これが「 屁理屈にしか聞こえません」というのなら、他国との取り決めについて「鈴木がこう言っていた」「暗黙の了解」とやらが、日本国憲法上どのように位置づけられるのか、どうぞ屁理屈でない理屈をこねてみてください。
No.43
53ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
私は外務省国際情報局長の時、月一回位の頻度で、米国情報機関の東京支局長とホテルオークラで朝食を共にした。特段仕事の話はなかった。国際情勢や、日本の政治情勢を取りとめもなく語り合った。 その頃、映画「プライベート・ライアン」がヒットしていた。監督はスピルバーグ、主演はトム・ハンクス。筋は次のようなものである。 米国はノルマンディ作戦を成功させたが、まだフランスの多くはドイツ軍の支配下にある。この時期、陸軍参謀総長マーシャルの下に、戦死報告が届く。ライアン家の四兄弟のうち三人が戦死したというものだった。残る末子ジェームズ・ライアンは一兵卒でフランスのドイツ軍支配下の地域にいる。ライアン家の四人が全員死んだとなると、米国世論に悪影響を与える。マーシャルは一兵卒ライアンの救出を命ずる。命令をうけた大尉は部下 6 名と通訳を連れ救出に向かう。この作戦に軍事的利益は何もない。結局ライアンは救出されるが、救
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。