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p_fさん のコメント

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p_f
美人局に効くワクチンはない。予防薬もない。
しかし、実は「仮にも特権階級の大使たる者、美人局にハマッてナンボのもの!」━そんな世界でないか。
天木直人氏の「さらば外務省!」にある件-
「有能な者と無能な者、よく働く者と働かない者、天木君どの組み合わせがいいと思うかい。無能でよく働くのが一番困るんだ。無能な者はむしろ働かなくてよい。有能で何も仕事をしない者が一番いいんだ」
大昔観た「マルサの女2」で新興宗教の教祖が裏では俗物ぶりを発揮していたが、「知らぬは信者ばかりなり」はイランも決して例外でないのだろう。オーソドックスな宗教もまた大衆支配の道具的側面が大いにあると思う。そのために大衆を酔わせるべく美しい詩のような響きの経典が用意されたのでないか。イスラム圏の旅行で朝夕あちこちで響き渡るアザーンがけっこう好きだったが、もし意味も分かる男がイランの美女にその一節でも囁かれたりしたらイチコロなのがハッキリした。

※アザーンはコーランの一節でなかった。失礼致しました!
No.9
52ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
 私は1999年イランに大使として赴任した。出来るだけ早く現地の社会に溶け込みたいと思う。しかし、イランはイスラム教指導体制である。そう簡単に社会に入れない。そういう時に、イランの経済人から自宅に呼ばれた。喜んで出かけた。行くとパーティの真っ盛りである。楽団がタンゴやワルツの曲を演奏している。人々は踊っている。イランの美女もいる。私はそれまでに二回ソ連に勤務した。ソ連では KGB が大使館員に色仕掛けで迫るケースが多々ある。昔、駐ソ英国大使と、駐ソ・仏大使夫妻が美人局にはまり脅かされている。私はテヘランでのその場の雰囲気に異常を感じた。生バンドで音楽を流せば当然外に聞こえる。イランでは革命防衛隊が、イラン人が西側文化にかぶれないか目を光らせている。主人に「近所の人は文句を言わないか」と聞くと、事前に金銭をあげてあるから大丈夫だという。異常だ。人々がダンスに興ずる間、しばらくして私は退席した。
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。