changeさん のコメント
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2019年9月27日、 ジョセフ・ウイルソンがニューメキシコ州 サンタ・フェでなくなった。69歳。妻、ヴァレリー・プレイムとは2017年(トランプ大統領就任年)離婚、彼女は民主党下院議員に立候補しようとするが、2020年予備選挙で敗れれる。
ジョセフ・ウイルソンが世間で知られたのはイラク戦争時である。米国はサダム・フセイン・イラク大統領が核兵器を含め大量破壊兵器を保有しているとしてイラク戦争を始めた。米国国内でイラク戦争賛成一色であった時期、ウイルソンは、 2003 年 7 月 6 日付の『ニューヨーク・タイムズ』紙に「 What I Didn't Find in Africa 」と題された文章を寄稿し、イラクに核兵器はないと主張した。当時、イラクがウランをニジェールから買い付けたと囁かれていた中、ウイルソンが CIA の依頼によってニジェールで調査し、こうした売却はないと結論付け、それを基礎に記事を書いた。当
最近の中国を見ていると、三人のプレイヤーによって中国共産党の基盤が揺るがされているのではないかと思われるようになっている。
三人とは共産党幹部と共産党員・中産階級と庶民であるが、共産党統治の正当性の三つの根拠:経済発展とナショナリズム
と軍事力のバランスが極度にアンバランスになっている。経済発展そのものが揺らぎ始め、ナショナリズムと軍事力を必要以上に選択せざるを得なくなっている。
その結果周辺諸国と摩擦を引き起こし、多数の敵を作ることで政権の維持を図ろうとしているように見える。
領海問題では、南アジア諸国、東アジア諸国との諍いは日常茶飯事となっている。香港問題は世界の関心事になっており、米国の制裁が多岐ににわたって実施されようとしている。台湾問題の現状は台湾の軍事力増強が急ピッチで進んでいる。韓半島は休戦協定中であるが、最近の韓国と北朝鮮の相互不信感が抜き差しならぬような展開をしている。米国と中国の経済・政治の対立が主因であるが、オーストラリアとの対立は、インドとの国境問題対立が絡み、インドとオーストラリアの共同歩調が進んでいる。
経済の苦境が、ナショナリズムと軍事力の誇示が重なり合い、中国が漂流を始めているような傾向がかなり不安材料だ。相手がそれなりに対応すると、四方八方に広げた対立をどのように収束させるのかが気にかかる。収束方法がなければ、ぬかるみに陥っていくだけでしょう。
権力者と被支配者であれば、権力闘争が一歩的に行われ解決するが、三角関係になると、政治力行使が、ナショナリズムと軍事力誇示が主体になり、国際関係が極めて脆弱になる。国連の事務総長が、米国、イギリス、フランス、中国、ロシアを名指しで批判している。5か国は真剣に現状認識を共有化しなければ、世界は混乱するばかりでしょう
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