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フレデイ タンさん のコメント

私が尊敬するポール・クレイグ・ロバーツさんはレーガン政権時代に財務長官補佐を務めた人だが、米支配層の世界支配戦略を徹底的に批判している。彼によると、米国の産業がUSAから世界に出て行ってしまい、端的に言えば、金持ちの主人とその召使いという二つの階層で米国社会が構成されるようになってしまっている、となる。

召使と言えば、聞こえが悪いが、CATERINGと言えば、少しは響きがそれらしくなる。辞書を引くと、1に、食事の準備をする、2に、人の用命に応じる、とある。つまり、支配者たる金持ちとその用命に応じる人々で米国社会が成り立っていると言っても間違い無いのだ。

コロナで世界の産業がピンチになっている。従って、米国の金持ちに送られて来る配当は激減する。結果、召使に上げられるチップは微々たるものになる。言い換えれば、米国のサービス産業は疲弊するのだ。従業員は馘首される。

このまま続けば、米社会は崩壊する。何しろ、この国は、教会が福祉を担当するしかないから、始末が悪い。いたるところで、犯罪が頻繁化しよう。その挙句に、プロレタリア革命が起こるのではないだろうか。お隣の国のキューバでフィデル・カストロがバチスタ政権を倒したみたいに。
No.1
52ヶ月前
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A-1  事実関係1 「米 GDP4 ~ 6 月 32.9% 減」日経 米商務省が 30 日発表した 4 ~ 6 月期の実質国内総生産( GDP 、季節調整済み)速報値は、前期比年率換算で 32.9% 減少した。感染再拡大で 7 ~ 9 月期の回復力も疑問符がつく。コロナ感染と経済停止という複合危機は出口が見えず、 4 ~ 6 月期の米 GDP は統計がある 1947 年以降で最大のマイナス幅。ドイツが 30 日発表した 4 ~ 6 月期の GDP は前期比 10.1% 減、前期比年率換算では米国を上回る 30% 台半ばのマイナス。傷痕は各国とも甚大。 JP モルガン・チェースは、 4 ~ 6 月期のユーロ圏の成長率を年率換算でマイナス 40% と見込む。感染拡大が止まらないインドも同 40% 減、ブラジルは同 51% 減と、過去に例のない景気悪化。 A-2  ウォールストリート・ジャーナル「米国経済は前第四四半期 記録的縮小、失業は143万人( U.S. Economy Contracted at
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。