• このエントリーをはてなブックマークに追加

りゃんさん のコメント

安倍政権がもし1月下旬段階までに中国人の流入をシャットアウトできていたらどうだっただろうか。
当初は批難轟轟だったにちがいないが、いまにいたっては、神がかった判断力でチャイナ肺炎の流入を防いだ名宰相と持ち上げられ、もしにこの秋に選挙をやれば自民党は圧勝だったにちがいないし、次期総裁も安倍ということになったはずだ。安倍首相は最大のチャンスをフイにしたのだ。


しかし、一歩引いてみると、自民党はいまや日本最大の親中派政党であり、自民党二階派がやってることは自民党二階派サヨクの言ってることとたいしてかわらない。つまり日本がそれだけ中国に絡み取られているということであり、ベトナムや台湾のような覚悟のない現状では、1月段階での中国人シャットアウトなどしょせん不可能であったのだろう。


GOTOキャンペーンもそうだ。
地方の旅行関連業者が青息吐息なのは間違いないようだが、忘れがちだけれど、そもそもなんで地方の旅行関連業者が青息吐息なんだろうか。それはかれらが外国の観光客、はっきりいえば中国人観光客に完全に依存していたからだ。ここでも日本が中国に完全に絡み取られている実相がみてとれる。日本が中国に完全に絡み取られていたからこそ、チャイナ肺炎退治と矛盾するGOTOキャンペーンをやらねばならなくなっているのだ。


チャイナ肺炎をもちこんだのも中国、中央政界がバタバタしている原因も中国、地方が疲弊している理由も中国。


「チャイナ肺炎」対策も重要だが、日本は「中国そのもの」という重い病気にかかっている。わたしにとって重要なのはその根治だ。こちらの対策のほうが中期的には重要になってくる。その根治なくして、経済の真の復活などないであろう。


その意味では国民の意識が「GOTOキャンペーンよりも、まずコロナ抑制」に向いているのは、良いことである。これを機会に、地方の旅行関連業者をある程度整理し、地方が中国人旅行客に依存しなくても食っていける日本をつくっていくべきだ。


No.4
52ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
1: 先ず、我々は世論調査をどこまで信頼していいかという問題がある。すでに産経・フジの世論調査が一部受託会社が創作した数字であることが判明している。その前提をおいた上で、論を勧めたい。 2:コロナ対応で国民の批判を浴びたのは、①「アベノマスク」、②「GoToトラベル」キャンペーンであった。②については感染者急増の中でのキャンペーン拡大になるのではないかとの懸念がもたれ、結果的に沖縄の例をみても、拡大につながったと言える。 3:8月1日、 2 日実施の TBS 系の調査では次が明らかになっている。 (1)「GoToトラベル」キャンペーン全体の評価 「GoToトラベル」キャンペーンの是非。「評価する」が25%、「評価しない」は66%、 ・キャンペーンを使いたいと思うか、「使いたい」は19%、「使いたいと思わない」が77%。 (2)緊急事態宣言 再び出すべきか「出すべきだ」は61%、 (3) 臨時国会 早
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。