フレデイ タンさん のコメント
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岩波書店発行 『図書 2020 8』「善と悪の不条理」から宗教と政治
天国と地獄は人間に対して飴と鞭、懐柔と脅迫として働く。しかもしばしば地上の権力者と結びついて人間を従順かつ忠実な僕(しもべ)に変える。天国と地獄とはこの飴と鞭という露骨なやり方とは別のもっと洗練された力もある。
見渡してみれば人間の世界は公平にできていない。それどころか完全に不公平な世界である。人種、出目、容貌は運命だから仕方がないと諦められる人も、善と悪の不公平は許せない。
毎日ことこつ働いても食べることさえままならない人がいる。その一方で汚い手を使って財を蓄え、贅沢三昧をする人もいる。善行を積んだおかげで幸福になった、悪行のせいで不幸になったとはならない。行為とその行為のもたらす結果を天秤にかければ多くの人が釣り合わない。つまりこの世は不条理なのである。
そのまま放っておけば、大多数の人々が現実の世界の支
同じカテゴリで、カール・マルクスは、偉大な思想家らしく、宗教を阿片だと言ってますから、知識人なら常識でしょうね。マルクスの共産主義は実はそういう不条理を徹底して潰すことに一つの理を見出しているのですが、ソ連の崩壊で肩身が狭くなったのです。
その反動もあってか、米国のシカゴ学派の「儲ければ良い」という思想が、この地球に蔓延し、中国共産党までその思想を採用し、乗り出して、本家の米国が慌て出した。米国は伝統的なお家芸たる戦争を中国にしかけるらしい。
米国ファンにはお気の毒。残念ながら、米国にはシカゴ学派の為に死ぬと覚悟した人民はいません。中国には中国共産党のお題目を信ずる人民がまだ少なからず残っているし、かっての侵略者たる暴虐だった日本が米国とタイアップしてその戦争に加担すると言うのだから、中国の反撃はすさまじいものになりましょう。勝負は明らか。
我々はこういった不条理を嘆いてばかりではおれません。米国であれ、中国であれ、資本の横暴に任せていると、地球が壊れてしまうのです。地球が壊れたらどうなる。自民党もそれくらいは分かろうというものです。
我が国が誇るべき脳機能学者たる苫米地英人とフィデル・カストロ・デイアスバラールト(キューバ革命の父たるフィデル・カストロの長男で世界一流の原子物理学者)が「もう一歩先の世界へ」を著し、脱資本主義革命を提示しているのです。現在のキューバみたいな国に米国と中国を変えようというのです。狩猟時代を卒業して人類は地球を争って食って来ました。もうそろそろかけがえない地球を共同して育もうというのです。高度な医学でコロナを克服しているキューバ。説得性あると思うのですが、如何ですか?自民党ファンの方々。
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