りゃんさん のコメント
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自民党は民主主義を目指す政党なのか
世界の政党の歴史を見ると、しばしば政党の名と実態とが逆のことがある。ナチス・ドイツ時代、ヒトラーの指導した政党は「国家社会主義ドイツ労働者党」だった。だが社会主義と労働者擁護とはほど遠い。日本に「自由民主党」と称する政党がある。政権党である。この政党も又、「自由」と「民主(主義)」を真に追及しているのかと疑問に思う。
今、日本ではコロナ感染対策が極めて重要である。コロナ感染対策は難しい。一方で、ソーシャル・ディスタンスを求め感染拡大を抑制する要請がある。他方、出来るだけ経済社会活動を平常通り運営し、経済悪化をもたらさないという要請がある。この二つをどのように調和を取るかには、最大の英知と討議が必要である。
こうした中、国民は国会で活発な論議が行われることを望んでいる。3日 TBS ニュースは「最新のJNNの世論調査で 80 %が臨時国会の早期召集を求
参考に、憲法54条をみると、衆議院が解散されたときは総選挙の日から30日以内に国会を召集、という意味のことが書いてあります。また、国会法は、衆院の任期満了による総選挙が行われた場合は任期が始まる日から30日以内に臨時会を招集しなければならない云々と規定しています。このように、憲法も国会法も、場合によっては、何日以内に開けという限定をつけています。
これと対比しつつ53条をふたたび見直すと、何日以内という限定をつけていないばかりか、召集しろとも書いてない。召集を決定しろと書いてあるだけであり、総合的に見て、政府の態度に違憲との問題はやはりないといえましょう。ただし、実際に召集するのがずっと先では、53条の文言に直接違反しなくても、政府へ民主的コントロールをしようという53条の趣旨に反するので問題があります
そこで、召集までの合理的期間が問題になるわけですが、明確な基準がない以上、最終的に国民が投票箱で決めるしかないわけです(内閣には政治的責任があるのみということ)。
今回の孫崎さんの文章では、違憲ということばが避けられていて、民主主義ということばが前にでてきてきますが、その背景にあるのはこういう事情です。
そうなると、有権者ひとりひとりの考え次第ですが、わたし自身はいま国会をひらいても、野党はまたモリカケをくりかえすだけで、もちろんモリカケでもなにか大きな新展開があればやればいいとおもいますが、それもなさそうであり、近いといわれている解散総選挙への野党政治家のパフォーマンスの場になるだけだろうとおもいます。また、官僚には今後の緊急事態法制や米中対立対策についての大きな方針を議論して、10月の国会に内閣から提出してもらいたいので、モリカケでその邪魔をしてほしくはないですね(くりかえしますが、モリカケでも大きな新展開があれば別)。
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