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りゃんさん のコメント

原爆まで落とされ、中立条約も破られて敗戦したからには、ゲリラ活動して無駄にさらに国をめちゃくちゃにするよりも、秩序正しく生活を再建するほうが得だ。そのように日本国民が考えて行動したのは、当時の日本人の民度の高さのあらわれだとおもいます。その決断のおかげでのちにアメリカ文明に踊り狂えたヒトビトが何を言っても、たいして説得力はないですね。


米国はろくでもない国だから、日本の民度の高さがわからなかったのでしょう。もっとも、米国にも深い考えの個人たちもいただろうし、また、この大学総長も相手が西欧白人なら、あるいは南北戦争の南部諸州相手なら、こういう判断にはならなかったと感じる。つまり大学総長の報告の背景には日本人に対する人種差別があったと感じます。孫崎さんも、そこの分析なしに、こんなのを教訓にしろとばかりにぽーんと読者に放り投げても、人種差別なことがわかる読者ばかりじゃないんだからねえとおもいますねえ。


尖閣の船長釈放について、前原証言が出ました。当時の菅(カン)首相の釈放判断の根拠は、「胡錦濤がAPEC会議にこなくなる」だったそうだ。習近平国賓訪日に忖度して、すぐに国境を閉じなかった(すぐに閉じた国々もあったのに)安倍首相となんにもかわらない。


左巻きのヒトビトは、船長逮捕そのものをまかりならんといきまくことが多いけども、日本が領土と主張している場所に勝手にはいってくる外国人を取り締まることになんの問題もない。(郷原信郎も2012年の香港活動家による尖閣上陸について同趣旨を述べている)。問題なのは、忖度してスジや正論を通せないことで、これについては、民主党政権も自民党政権も、そして対米でも対中でもかわらない。


そういうじじつのなか、対米だけを問題にしているのが、左巻き、どっちも問題にしないのがだいたいの既存政治家、両方を問題にしているのが、右寄りということになります。
No.12
51ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
大学総長のトルーマン大統領への報告; 日本人は事実上、軍人をボスとする封建組織の中の奴隷国であった。そこで一般の日本人は、一方のボスのもとから他方のボスすなわち現在のわが占領軍のもとに切り換わった。多くの者にはこの切り換えは、新しい政権のもとに生計が保たれていければ、別に大したことではないのである。マッカーサー将軍はこの最後の点を強調した。 トルーマンは米国大統領(一九四五年―五三年)、日本の占領期と重なる。彼の著書『トルーマン回顧録』 1 ・ 2 (恒文社、 1966 年)からの引用   日本占領は予想以上に成功した。マサチューセッツ大学の著名な総長カール・コンプトン博士は、戦争中日本の科学者や技術者がどんな進歩を得たかを知るために日本である程度の時間を費やした。帰国するや彼はホワイトハウスに来て、私に占領について、非常に啓蒙的な説明をした。彼にまとめてもらった覚書きの内容は次のとおりである。  p
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。