大学総長のトルーマン大統領への報告;
日本人は事実上、軍人をボスとする封建組織の中の奴隷国であった。そこで一般の日本人は、一方のボスのもとから他方のボスすなわち現在のわが占領軍のもとに切り換わった。多くの者にはこの切り換えは、新しい政権のもとに生計が保たれていければ、別に大したことではないのである。マッカーサー将軍はこの最後の点を強調した。
トルーマンは米国大統領(一九四五年―五三年)、日本の占領期と重なる。彼の著書『トルーマン回顧録』1・2(恒文社、1966年)からの引用
日本占領は予想以上に成功した。マサチューセッツ大学の著名な総長カール・コンプトン博士は、戦争中日本の科学者や技術者がどんな進歩を得たかを知るために日本である程度の時間を費やした。帰国するや彼はホワイトハウスに来て、私に占領について、非常に啓蒙的な説明をした。彼にまとめてもらった覚書きの内容は次のとおりである。 p
コメント
コメントを書く>>1
孫崎さんがどんなテーマを記そうが、そんなことにはお構いなく
あなたのお話は結局そこに落ち着くのですね。
昔、ローマの大カトーはどんなテーマの内容の演説をしても最後はこう
締めくくったそうです。
「それにしてもカルタゴは滅ぼさなくてはならない。」
カトーの悲願は達成されましたが、
果たして「中国」は。
そうそう、カルタゴで思い出しましたが、昔の右翼、保守は
軍拡したくてよくカルタゴを引きあいに出しましたね。
軍事費をケチっているとソ連に攻撃されてカルタゴの運命を
たどるぞと。
今は、チェンバレンの宥和政策ですが。
ブームがあるのですね。
保守タカ派にも。
日本は、今も尚、米国によって占領された状態が続いているのです。自民党が戦後レジームからの脱却とか言ってるが、意味不明ですね。そう言いたいなら、日本は米国の植民地から脱却しようと呼びかけるのが先だろうと私は思います。自民党の諸君は、是非、この際、孫崎先生の本を読み、白井聰氏の永続敗戦論を斜めにでもいいから眺めてもらいたい。さすれば、私の「植民地日本」が分ろうというものです。
この列島が、北海道北端から石垣島まで米国のコロニーなんです。米国は、何度も言うが、その為に随分コストを掛けているのです。私は日本がコロニー状態に強いられているのも米国の費用対効果を考えれば仕方無いと考えているのです。であるが故に、自民党のこれまでの行政は単なる偽装です。
何度も言うが、コロニーと言えば、マレー半島と香港が有名です。マレー半島は早々独立し、英軍は撤退済み。香港は一国二制度という偽装で米国のコロニーに事実上なっていたのです。ところが、独立志向(というより、堂々たる米植民地昇格と言った方が正しい)が住民の一部に起こり、騒動に発展し、中国が、極最近、制圧しました。中国の安全保障上の問題で看過できなかったのでしょう。日本のメデイアはまだ「中国が自由と民主主義を踏みにじった」と喚ているが、その喚きには正当性が無いことは明らかです。コロニーの新聞が「よく言うよ」ということでしょうか。
私が不思議に思うのは、日本のメデイアが日本にある膨大な米軍事基地の存在を非難しないことです。何故なのか?答えは簡単。コロニーで十分暮らせる、と言うことでしょう。香港の暴れた若者と同じセンチメントですね。であれば、コロニーの住人として、最低、弁えていなくちゃいけない節度があるのです。その節度とは米国の戦争に加担しないこと(魂は売らない)です。
第二次大戦中、マレー半島の住人はその節度をまもり、日英戦争に不参加を決めたのです。その結果、その地域は今平和で繁栄を謳歌してます。日本列島に住む我々ネイテイブはまず米国の戦争に中立であるべきです。それから、基地の撤退を要求し、独立を獲得するべきではないでしょうか?
米国のことだから立退料を要求するでしょう。即座に倍返しで支払ましょう。アウトローのテナントを追い出すのが大変なのは世の東西ありふれた話ですから。
>>1
現代日本にも言論の自由はありません。日本人は米国の戦争を非難出来ない。東京大学の国際政治学者はいろいろ書いているが意味不明の著作が多いのはご存じでしょうか?
もう一つ思い出した。原発廃止も禁句ですよ。
もう一つ、これは米国内のことです。ワクチンを非難したらセンサーされたと私の友達がメールして来ました。これも言論の自由が弾圧されてます。ユダヤ人の悪口も禁句です。
CHANGEさん、もっと勉強して視野を広げて下さい。
> 彼ら多くの者にはこの切り換えは、新しい政権のもとに生計が保たれていければ、別に大したことではないのである。
それと同じ線で米国はイラクやアフガニスタンも占領できると踏んだのだろうが全く通用しなかった。宗教の有無による違いとも聞いたが、そればかりでもないと思う。
> 私達は日本人が明らかに憎しみをもたず、
当時、大衆は大本営発表を聞かされ続け、日本全体では戦況の悲惨な実態を知らない者も多かったのでないか。
一方、イラクやアフガンでは、何の正当性もない極悪非道のテロで米国が自分たちの国を破壊し、市民を大量虐殺し、占領に乗り出してきた━それを大衆はハッキリと認識/実感していたはずだ。この違いは大きい。
だが いずれにしろ、今も仮に「大したこと」でも大人しく上司の言いなりになる他ないのが日本のサラリーマン社会だ。
腹に据えかねて上司をブン殴る場合があっても、多分いいことはない。
しかし、生活のために自由と独立を放棄するのが日本人の定め━そんなことでいいのか。
その顛末は「日本」という会社の社長が お米国様で、部長はその腰巾着に徹するアベとなった。アベが課長に引き上げるのは自分と同じく上に盲従する無能なゴマスリ、ヒラメ人間だけだ。下よりオイシイ思いをするのがウレシイだけの連中である。その構図がヒラ社員まで繰り返される。気が付けば上から下まで腹グロ社員だらけのブラック企業と化し、ほどなく潰れた━極論すれば、これが今の日本でないか。
>>1
矢吹晋氏の「コロナ後の世界は中国一強か」をお読みになって下さい。兎に角、自民党系は勉強不足で困ったものだ。鬼畜米英を叫んでた時代と全く同じ。大いなる反省が求められます。トランプ以外の米国要人の殆どが中国との戦いに逡巡してるのに。
まー、貴殿は孫崎先生の東アジア共同体構想が米国が主人公の構想だと主張して憚らないくらい頓珍漢だから、自民党系からは尊敬されているんでしょうね。違いますか。「あいつは、おもろい奴だ」とね。
>>7
矢吹という人は知りませんが、コロナ後の世界「中国」一強に
ついてはわたしもその可能性は十分にあると思います。
GDPについて、より実態をしめすと言われる購買力平価については
すでに「中国」が世界一なのは孫崎さんがたびたび書いて
おいでです。
それだけでなくあと10年近くかかると思われていた名目GDPでも
早ければ今年中に、遅くともコロナ騒動の終焉時には中国がNo,1
になると思います。
トランプがコロナ対策を真剣にやらないとコロナ後には中国が
第二次大戦直後の米国の立場に立っているかもしれません。
>>8
矢吹と言う人は今の世界構造には米中相互補完のチャイメリカ構造が中核に存していると見ているようです。米国はこの相互補完構造から独立することは米国経済が根本から崩壊することを意味すると見ているようです。
私は「ならずもの米国」の単なるウオッチャーでした。チャイメリカ構造までは見通せなっかたですが、そんな雰囲気を感じていらいらしてるところに矢吹晋という学者を知って、惚れ込んで、種々著作を読んで、今では私は彼のファンになってます。一種の年寄りの追っかけです。
孫崎さんのご投稿と直接関係はないが、先日ウオーレン・パフェット氏が率いる投資会社が5大商社の株購入投資のご投稿があった。関連する報道が多く出てきた。
日本は日本独自の方式でコロナ対応しているが、一時の拡大が収まり収束方向にある。絶滅できるわけでなく、どの程度で推移するのが望ましいかわからないが、世界が日本のコロナ対応に注目し、評価していると受け取られること事例が多くみられるようになった。
①IOCコーツ調整委員長が7月23日東京オリンピックにつき、「新型コロナがあろうがなかろうが大会を開催する」と発言している。日本のコロナ対応を高く評価しているのでしょう。
②米国KKR対日投資年間最大7,000億円投資。コロナ感染拡大やデジタル技術による日本社会の変革を背景に、製造業やサービス業の再編が加速すると予測.中小・大企業の買収や次世代サービス企業の支援に注力する。
③そのほか、カーライル・グループやブラックストーン・グループが日本参入を名乗り出ている。
米国が再び日本に注目しており、コロナ対応が適切であり、今後の発展が望めると高く評価していることが分かる。日本人は、検査がどうのこうの言っているが、日本の対応を米国が高く評価していることを素直に受け入れ、AI・ロボット・通信の製造の一貫生産体制にトライすべきでしょう。潜在力は大きいので、再度トライし、中国に散らばっている中小企業を呼び戻すべきです。
>>10
おめでたい人だ。GOOD LUCK。