フレデイ タンさん のコメント
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官僚:人間の奴隷でないが、制度の奴隷
日本の教育は、見かけは西洋風でありながら、外見とは全く反対の方式に行われている。その目的は、個人を独立独歩の行動を出来る様に鍛えるのではなく、個人を共同的行為にむくようにーつまり、厳しい社会機構の中に個人が妥当な位置を占めるのに適するようにー訓練を施すことであった。我々西洋人の間では、強要抑圧は子供時代に始まり、その後徐々に緩めめられる。この国での強要抑圧は、後になってから始められ、その後段々締めつけが強まってゆく。
ラフカディオ・ハーンは著『神国日本』(一八八八年米国で出版し、日本では平凡社、一九七六年)から出版。その引用
・クラス生活の調整は、多数に対し一人が独裁力を振るうという事ではない。多数がひとりを支配していくというのが常道であり、-その支配力たりや実に強烈なものであるー意識的にしろ無意識的にしろ、クラス感情を害した生徒はたちまちのけものに
従って、出来上がる国家体制の教育基盤を全体主義と軍事教練です。中学では軍事教練は必須でした。都会はともかく、地方の中学ではよくできる子を海兵、陸士にリクルートした。私のおばあちゃんは息子二人が軍隊で筋骨たくましくなるのをことのほか喜び誇りにしていた。
江戸時代から徹底的にお上意識が庶民に植え付けれDNA化していたから、明治の全体主義に基づく富国強兵は比較的に容易に日本大衆に受け入れられたと私は考えてます。海外雄飛という夢も与えられたのです。
ラスカデオ・ハーンみたいなリベラルでバガボンドに近い人には日本の教育が異様に見えたでしょう。さて、それが今どうか。
この8年、自民党の4人組が戦前回帰を目指したのは明らかです。でもどうでしょう。失敗に終わったのではないでしょうか。橋下徹もそのことを歯に衣着せず批判してます。彼らが帰依する神社への参拝もこそこそやらざるを得ない。自民党の右翼がいくら戦時レジームの終わりを宣言しても、日本人の心は変わらないし、歴史修正の教育も根本から見直されるのではないでしょうか。
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