フレデイ タンさん のコメント
このコメントは以下の記事についています
セルゲイ・エセーニン( 1895 年 - 1925 年)、(1923?)、この時期、エセーニンはソ連体制に批判的な詩を発表し体制側から強く批判されている。訳:孫崎享
粗暴な者には喜びがある。 優しい者には悲しみがある。 私には何もいらない、 私には何にも哀れみはない。 私には自分がちょっぴり哀れみ、 家なき犬がかわいそう。 この真直ぐな道は 私を飲み屋に連れていく。
君達、何を罵っている、ろくでなしどもよ? 私がもう祖国の息子じゃない? 俺たち皆が質入れしたじゃないか 一杯のために自分のズボンまで。
ぼんやりと窓を見る。 胸に悲哀と熱。 走りゆく、太陽に浸り 私の前の街道が。 街道に鼻水たらしの小僧、 空気は焼け、からから。 小僧はなんと幸せか 鼻をほじくってる。
ほじくれ、ほじくれ、かわいいやつ 指をみんなつっこみな だがどえらい力で 自分の心にはつっこむな
私は準備済み、私
ロシアだけでなくドイツも、無政府主義者が共産主義者に合流し、今にもプロレタリア革命が成就しそうな状態だったのです。
そのような時代に共産主義ではプロレタリアの救済は不可能だろうとエセーニンさんは見通していた。この詩はそういうメタフォーを持ったものだと感じてます。
現代社会をじっと眺めるに資本主義を謳歌しているのは米国だけでその水平展開に余念がありません。だが、笛吹けど踊らず。他国は悉く資本主義に大なり小なり歯止めをかけています。
エセーニンさんは、どういう世界を夢見ていらしゃったのかお聞きしたい。
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