りゃんさん のコメント
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A-1 事実関係1「「研究者の研究内容が私の考えと異なるものであっても、私は同じ声明を出します」法政大・田中総長が学術会議問題で政府に抗議」
「研究者の研究内容が私の考えと異なるものであっても、私は同じ声明を出します」法大・田中総長が学術会議問題で政府に抗議法政大学は 10 月 5 日、菅首相が 日本学術会議の新会員として推薦された一部候補者の任命を拒否した問題について、「日本学術会議会員任命拒否に関して」とする田中優子総長のメッセージを大学公式サイトで発表。任命拒否に関する明確な理由が示されていないとして、「行政に不可欠な説明責任を果たしていない」と批判した。 菅首相は同 5 日、任命しなかった研究者が安倍政権の法案に反対していたことは「無関係」とし、「法に基づいて、内閣法制局にも確認の上で推薦者の中から首相として任命した」と述べた。一方で、「個別の人事に関することはコメントを控える」と任命拒否の理由
軍事研究に限らず科学そのものが、西欧近代のあゆみをみれば、宗教との対立の歴史を経ながら、徐々に国力に直接関係するものとして国家によって承認され(そうなった理由も軍事技術と関連が深い)、今日ますます、国の予算を大量に得ているという意味で国の政策に組み込まれたものとなっている。つまり、今日の科学は、体制の一部なのである。
このへんの割り切りは、このブログでも熱心な信奉者のいる中国なんかのほうがハッキリしているのだとおもう。つまり、共産党独裁体制に反対する科学も技術も存在そのものが許されないのではないか。
こうしたこと、つまり科学と権力との関係について批判的考察をしてきたのは、どちらかというと左の学者だとおもわれ、わたしも反原発運動について興味をもっていたときに家にあった高木仁三郎の本をけっこう読んで学ぶところが多かった。その高木自身は、後半生、公務員とは無縁の経歴を貫いている。
権力闘争で負けてなお、公務員になって権威を得たいというような学者は、高木の爪の垢でも煎じて飲めばいいと思う。
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